あの超定番ハワイ土産を誕生させたのは日本人!【日本発祥の意外なもの】

Posted by: 鳴海汐

掲載日: Nov 26th, 2018

ハワイ土産の超定番 ハワイアンホーストのマカデミアナッツチョコレート

ハワイ土産の超定番であるハワイアンホーストのマカデミアナッツチョコレート。味もパッケージも、旅心をくすぐるエキゾチックなものですが、そこには日本のDNAが流れていたのです。

きっかけは偶然から

日系三世のマモル・タキタニ氏

50年以上前のこと。マウイ島に暮らす日系三世のマモル・タキタニ氏は、読書をしながら、ナッツをつまんでいました。姪っ子のカレンさんから口にチョコレートのかけらを入れられて何気なくナッツと一緒に食べたところ、そのおいしさに驚いたといいます。この食べ合わせは、一族や友人の間で大流行しました。

樹上のマカデミアナッツ

樹上のマカデミアナッツ

マモルさんは日系三世ですが、生まれたのは日本。1912年に山口県で誕生し、その後ハワイに渡りました。

もともとお菓子屋さんになるのが夢だったこともあって、妻のアイコさんとナッツ入りチョコレートの研究に明け暮れます。手ごたえをつかんだマモルさんは、ホノルルで勝負することを決意しました。

ホノルルで会社を設立

乾燥させたマカデミアナッツの実
乾燥させたマカデミアナッツの実

ホノルルで工場を立ち上げようとしていたところ、既にマカデミアナッツ入りチョコレートを販売していた会社を知ることになります。「エレン・ダイ・キャンディーズ」は、彼のイメージしていた商品とは違うものを出していましたが、一から工場をつくるよりも早いはずと考えたんですね。

さっそくオリジナルレシピの商品をつくりましたが、思ったように売れません。そこで商品を抜本的に見直すことに。もっとマカデミアナッツの個性を生かすチョコレートを使わないといけないという結論に至ります。

偶然の食べ合わせとなったチョコレートのメーカーであるネスレに、ハワイらしい、もっと甘さを控えたチョコレートをつくってもらうように依頼しました。

最初は門前払いだったものの、何度も熱心にアタックした結果、ネスレが専任の技術者を送ってくれることになりました。

その後5年もの研究を行い、以下のハワイアンホーストが理想とする条件をクリアする商品が誕生しました。

・甘さを抑えたチョコレートで尚且つお菓子のような食感
・マカデミアナッツ独特の味を最大限に生かす
・常夏のワイキキを持ち歩いても溶けにくい
・食べる人全てをとろけさせるチョコレートの魅力を備え持つ

ハワイアンホーストのマカデミアナッツチョコレート断面

ハワイアンホーストのマカデミアナッツチョコレート

島中を行商し、地道に販売活動を続けたところ、次第に観光客の間で話題になり、今はハワイの超人気土産になりました。

ファウンダーズコレクション(日本未発売)
ファウンダーズコレクション(日本未発売)

ハワイ土産 マカデミアナッツチョコレート

それにしても、甘すぎないを目指したのは、やはり日本人の感覚によるものと思えてなりません。

 

ハワイアンホーストオフィシャルショッピングサイト
http://www.hawaiianhost.jp/

[All photos by Hawaiian Host]
 

PROFILE

鳴海汐

Shio Narumi ライター

イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。

イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。

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