もし漠然と「次の旅行はヨーロッパにしようかな」と考えているのなら、ベルギーのブリュッセルをおすすめします。旅のエッセンスがコンパクトに集中していて、まるでヨーロッパのテーマパークです(筆者感想)。5つの理由を写真とともにご紹介します。
グランプラスが美しい
「Grand Place」は「大きな広場」という意味です。世界で最も美しい広場の一つと言われます。街の真ん中にありますが、狭い路地を通り抜けてから突然現れる、その壮大さに圧倒されます。そして、広場のスクエアの4方向すべてに歴史的建造物がそびえています。
昼は石造りの建物に見下ろされ厳かな気持ちになります。しかし夜は白い色を基調としたライトアップが美しく、ディズニーのお姫様映画に迷い込んだようです。現在ではホテルや、レストランになっている建物もあり、パブやゴディバショップもあります。まさに夢の国です。
美食の街 テイクアウトに大行列
ベルギー料理は「カルボナード」(牛肉のビール煮込み)や「ムール貝の白ワイン蒸し」など、さっぱりしていますが出汁の効いた日本人の口に合うものが多いのです。さらにグランプラス周辺で楽しいのはテイクアウトです。
フリッツ(フライドポテト)、ワッフル、そして海鮮まで、人気店はいつも長い行列ができています。観光客からも座って食べている時間がもったいないという熱気が感じられ、いつでもお祭りムードです。
旧市街地に見どころが集中している
都会の旅行は実は歩く時間が長いのです。ヨーロッパも同じ。特に旧市街地は石畳やレンガ造りの狭い道が多く、車での移動は困難です。コンパクトな旧市街地に見どころが集中しているブリュッセルは比較的楽に観光や食べ歩きを楽しむことができます。
「小便小僧」、最古のアーケード「ギャルリーサンチュベール」はグランプラスから徒歩5分以内。「サン=ミッシェル大聖堂」はブリュッセル中央駅を挟んで反対側にあり、徒歩10分。そこから坂道を登って王宮まではすぐ。街が一望できる「芸術の丘」は駅に戻る途中に立ち寄れます。
パリから近い
「初めてのヨーロッパでいきなりブリュッセルは」と思われる方は、パリとの組み合わせをおすすめします。パリ北駅からブリュッセル南駅までは高速鉄道で1時間半。そこから旧市街地のど真ん中に位置する中央駅までは1駅3分です。
ベルギービールが心から美味しい
ベルギーで飲むビールが美味しいのは、地元の人からビールが愛されているからだと思います。種類が多く、飲み方やグラスも様々。お店はもちろん、お客さんの雰囲気に楽しく酔います。なかにはアルコール度数が10%を超えるものもあるので、銘柄選びと量には気を付けてください。
[All Photos by hanamuro]
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