湿布味にたき火風味?!世界の「奇妙な飲み物」5選

Posted by: Sae

掲載日: Oct 21st, 2014

仕事の合間に、お気に入りのドリンクでほっと一息。疲れた心が癒され、元気がわいて来るものです。でも、この広い世界には、癒しとはかけ離れた味わいの飲み物も存在しています。今日は、世界で飲まれている奇妙としか言いようがない飲み物をご紹介しましょう。

湿布味のコーラ「Sarsi」

湿布味にたき火風味?!世界の「奇妙な飲み物」5選
©Sae

マレーシアで販売されているSarsi。缶はレトロでかわいいのですが・・・。

もとはフィリピンで販売され、その後マレーシアなど東南アジアに広がったSarsi(サルシ)。滝のような汗が流れる東南アジアの午後。歩き疲れて立ち寄った屋台のメニューに、Sarsiの文字を見かけたらご用心!見た目は完全にコーラ。でも、その味は「甘い湿布薬」以外の何物でもありません。ルートビアに似ている、なんて声も聞かれますが、どちらかと言えば湿布薬にルートビアをたらして舐めてみた味・・・。日本では、東南アジアの食材を扱うお店で売られていることがあります。

チベットのバター茶

旅を愛する人なら、一度は憧れを抱くチベット。そこで古くから飲まれているのがバター茶です。名前から甘いミルクティーのようなものを想像しますが、塩気の効いたさらさらのスープに似ています。バター茶に欠かせないのは、塩、そしてヤクと呼ばれる全身毛に覆われたウシの仲間から取れる乳と、それを固形化したバター。ヤクの乳は、ヤギのチーズに似た味わいでクセがあります。ちなみに、チベットの人々は、バター茶をなんと1日50杯は飲むというデータもあるようです。

たき火風味のラプサンスーチョン

湿布味にたき火風味?!世界の「奇妙な飲み物」5選
©Sae

オーストラリアでは、英国王室御用達のトワイニングがティーバッグ入りを販売しています。

中国福建省で生産される中国茶の一種の、ラプサンスーチョン。松の葉を燻して香りをつけるため、口いっぱいに独特の香りが広がります。それはまるで、田舎で見かけた、たき火のの煙・・・。見方を変えれば、秋にぴったりの風味であると言えるかも知れません。そんなユニークさが売りのラプサンスーチョンは、慣れると美味しく感じる日もありますが、飲み口が重いため、1杯飲むのも限界です。日本では、中国茶専門店や紅茶専門店で手に入るようです。

ピザビール

2006年イリノイ州に住むアメリカ人夫婦によって開発された、Mamma Mia! Pizza Beer。ピザを食べながら飲むビールは確かに格別だけれど、果たしてその二つを混ぜてしまって美味しいのか?とても気になるところですが、売り上げは上々だそうです。ちなみに、商品には動物由来成分は一切含まれておらず、ベジタリアンにおすすめできる上、オイルも不使用とのこと。これだけ聞くと、健康的な飲み物だという気がしてくるから不思議です。

ベーコン風味ウォッカ

アメリカ人は、ベーコンが大好きなことで知られていますよね。その情熱は止まるところを知らず、ついにベーコン風味のウォッカBAKON VODKAが登場!2年の歳月を経て開発されたというこちらの一品は、飲み口がスムースで喉が焼けるような感覚がないというジャガイモをベースにしたウォッカ。そこに、コショウを振りかけたカリカリベーコンの風味をプラスしたそうです。
その味わいは、“ちょっぴりスモーキーで、微かなベーコンの風味がよくマッチしている”そうで、ブラッディメアリーというカクテルを作るのに最適とのこと。妙に興味をそそる組み合わせです!

「所変われば品変わる」と言われますが、それは飲み物にしても同じようです。その土地の文化や嗜好が色濃く反映された、世界の様々な飲み物を試してみると、また違った観点からお国事情を知ることができそうです。

PROFILE

Sae

Sae ライター

バックパックひとり旅に飽き足らず、中国でのインターンを経由し、最終的にオーストラリアで就職、移住。旅に出られないときは、お家で現地レシピに挑戦して癒されています。世界のおいしいもの、食器、路地が大好き。目標はアジア移住と早起き生活です。

バックパックひとり旅に飽き足らず、中国でのインターンを経由し、最終的にオーストラリアで就職、移住。旅に出られないときは、お家で現地レシピに挑戦して癒されています。世界のおいしいもの、食器、路地が大好き。目標はアジア移住と早起き生活です。

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