初めて海外旅行、久々の海外旅行では、空港での手続きが緊張しますよね。何をどうすればいいのかがわかれば、緊張も少し緩和されます。今回は、イギリスでの入国手続きの体験も交えながら、簡単な流れをご紹介します。
入国手続き
空港に着いたら、まずは入国手続きをするためにpassport controlに向かいます。パスポートの種類別に列が分かれています。例えばイギリスでしたら、日本のパスポートの持ち主は「all other nationalities」と書かれているところに並びます。
入国カード(Landing Card)とは?
入国手続きには、パスポートと入国カードが必要です。入国カードとは、機内でキャビンアテンダントが配布してくれるLanding Cardのことです。空港に着いてから設置されているものに書いてもいいのですが、たいてい入国審査は長蛇の列。事前にもらっておけば、どこにあるか探す手間が省けます。気づかない間に配布されていたりするので、もらっていなかったら尋ねてみましょう。パンフレットなどと一緒に機内で自由に取れるようになっている場合もあります。
また機内で書いておくと慌てないで済みます。入国カードに書きこむ情報には、パスポートに関する情報や、滞在先の住所、フライト番号など、参照が必要なものがあるからです。
入国カードの書き方<例>
※すべてブロック体の大文字で記入
・Family name/ 苗字 例:YAMADA
・First name/ 名前 例:TARO
・Sex/ 性別。男性ならM、女性ならFにチェック
・Date of birth/ 誕生日。日付・月・年の順に 例:01121985(1985年12月1日)
・Town and country of birth/ 出生地 例:TOKYO, JAPAN
・Nationality/ 国籍 例:JAPANESE
・Occupation/ 職業 例:OFFICE WORKER(会社員)
・Contact address in the UK (in full)/ イギリス国内の滞在先
例:【Sky Garden】20 Fenchurch St, London EC3M 8AF
・Passport no./ パスポート番号 例:ZZ9999999
・Place of issue/ パスポート発行地 例:JAPAN
・Length of stay in the UK/ 滞在期間 例:2 WEEKS
・Port of last departure/ 出発地 例:HANEDA
・Arrival flight/train number/ship name/ 到着便の番号か名前 例:ZZ999
・Signature/ 署名 例:山田太郎
列に並んでいる間に書いてもいいのですが、稀に列が短いことがあります。先日は、15時台にヒースロー空港到着のフライトで、予定よりも早く到着して時間がずれたことも影響してか、入国審査には、ほかのフライトの人々がおらず、10分程度の待ち時間で順番が来ることがありました。
誘導員の指示に従って、空いたカウンターに向かいます。審査官は、入国の目的、滞在期間、滞在場所の他、何人か、ツアーで来たのか、こちらに友達はいるのか、過去に入国経験があるか、職業などを質問されます。そして帰りの航空券を提示するよう指示されました。どれも単語での解答で問題ないので、あらかじめ答えを準備しておきましょう。入国回数が増えるほどに質問が細かくなって難易度が上がると言われています。不法滞在の可能性を疑われないように、身ぎれいにして資金の問題を感じさせないようにする、資料はスマホやプリントアウトですぐ見せられるように準備し、落ち着いて答えましょう。
『ひとこと英会話マンガ〜入国審査を突破せよ!〜』も参考にしてくださいね。
荷物受け取り
次に向かうのは、Baggage Claimのコーナーです。掲示板に航空会社の便名が表示されているので、それを見てから該当の番号のターンテーブルに向かいます。
今回、スーツケースはターンテーブルに出てきたのですが、もうひとつの段ボール箱に入れたものがなかなかか出てきません。スタッフに尋ねると、遠く離れた部屋の隅の方を示されました。そにには、楽器のケースなど、スーツケース以外の多少イレギュラーな形状のものがまとめられていました。ずっと待っていても出てこず、おかしいなと思ったら、スタッフに質問すると時間の無駄になりません。
このあと税関で課税対象になるものがあれば申告しますが、なければ、Nothing to Declareのカウンターを通過し、晴れて入国となります。
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