【地方グルメ】異国の香りのする長崎「うまかもん」「じげもん」食べ歩きの旅

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Nov 17th, 2014

港町長崎は、1571年の開港により異文化が早くから伝わった土地。長崎と異国の文化が混じり合った、独自のご当地グルメがあるのです。
頭に思い浮かぶのは、ちゃんぽんでしょうか。では、トルコライスは知っていますか?ミルクセーキは?ボリュームたっぷりの茶碗蒸しは?え、知らない?それでは、長崎に行かなくては。ぜひ食べて欲しい、ローカル(じげもん)グルメ(うまかもん)があるのです。

トルコライス

長崎独自のトルコライスとは?1950年代から長崎市内の洋食屋で提供されていたとされるピラフ、スパゲッティ、サラダ、トンカツを一皿に盛った、大人版お子様ランチ。大人でも堂々と注文できるのが嬉しいです。嫌いな人はいないはず。
名称の「トルコライス」の由来については諸説あるようですが、真相は不明。

1925年九州で最初に始まった喫茶店「ツル茶ん」のトルコライス。こちらの店は、長崎市のランドマークともなっている有名店。トルコライスは数種類あり、バリエーションが楽しめます。トルコライスについて興味を持たれた方は、こちらのサイトが参考になりますよ。(トルコライス マニアックス

異国の香りのする長崎「うまかもん」「じげもん」食べ歩きの旅
マッスルトルコ ハッスルハート ©ツル茶ん 3代目ブログ

異国の香りのする長崎「うまかもん」「じげもん」食べ歩きの旅
ツル茶んメニュー ©ツル茶ん 3代目ブログ

ミルクセーキ

アメリカの「ミルクシェイク」とは異なった、80年程前開店間もない「ツル茶ん」で生まれた、練乳味かき氷のような冷たいスイーツ。スプーンですくっていただきます。懐かしい素朴な味が、忘れられなくなりますよ。

異国の香りのする長崎「うまかもん」「じげもん」食べ歩きの旅
©ツル茶ん 3代目ブログ

ツル茶ん
住所 長崎県長崎市油屋町2-47
電話 095-824-2679
営業 9:00~22:00 (O.S.) ランチ営業、日曜営業 無休

長崎吉宗 茶碗蒸し

名物の茶碗蒸しと蒸し寿司が一対になった「御一人前」。温かいフルフルの茶碗蒸しに、錦糸卵にさくらでんぶが嬉しい蒸し寿司のセットは、夫婦蒸しとも呼ばれ、良縁にあやかれそう。

異国の香りのする長崎「うまかもん」「じげもん」食べ歩きの旅
茶碗蒸し、蒸寿司セット ©吉宗

昭和2年に建てられた本店は、時代劇に出てきそうな趣。
東京銀座にも支店がありますよ。

異国の香りのする長崎「うまかもん」「じげもん」食べ歩きの旅
©吉宗

吉宗
住所 〒850-0052 長崎県長崎市浜町8−9
電話 095-821-0001
営業 11時〜21時 1/1のみ休

長崎カステラ 松翁軒

素朴だけど、しっとりしたカステラは誰もが優しい味。ポルトガルから伝わったとされるお菓子は、日本に上陸して繊細な美味しさが加わりました。

異国の香りのする長崎「うまかもん」「じげもん」食べ歩きの旅
©松翁軒

雛祭りの時期限定の桃カステラ。キュートなルックスに負けず、お味もよろしいですよ。来年の雛祭りには是非トライ。

異国の香りのする長崎「うまかもん」「じげもん」食べ歩きの旅
©松翁軒

松翁軒 本店
住所 長崎県長崎市魚の町3-19
電話 095-822-0410
営業 AM9:00~PM8:00 年中無休

この他にも、長崎には「じげもん」の「うまかもん」がたくさんありますが、今回は、お気に入りのものから紹介させていただきました。いずれも守っていきたい、日本の味となった美味ですね。

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

SHARE

  • Facebook