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海外旅行でのショッピングは、現地の人と触れ合う機会のひとつ。その国独特の習慣などを感じる事もありますよね。フランスでも、お土産屋さんや洋服などのショッピングの際、店員さんの対応が日本とは違うこともいろいろあります。お店に入った時や店員さんに何か聞きたい時、これを知っていたらショッピングが少しスムースになるかもしれない、日本とフランスのショッピングマナーの違いをまとめてみました。
お店に入ったらボンジュール
衣料品のお店など、日本だと店内に入ると店員さんに「いらっしゃいませ」と言われてたら、お客さんはにこっと笑顔で返すか、無反応な時もありますよね。フランスだと、衣料品や食品店、お土産屋さんなどの店内に入った時に、店員さんから「ボンジュール」と言われたらお客さんも「ボンジュール」と返します。お客さんの方から「ボンジュール」と言うことも。
何か聞きたい時も、まず始めにボンジュール
試着してみたい、サイズや色違いがあるか聞いてみたい、そんな時は日本だと店員さんを見つけて「すみません」と声をかけるのが一般的。フランスだと、多くの場合まずは「ボンジュール」から始めます。「Excusez-moi(すみません)」と声をかけても「ボンジュール」と返されることも。
お店を出る時はさようなら
お店をひと通り見終わって、買うものがなくて店を出るとします。そんな時、日本だとそのまま黙って出る事が多いですが、フランスでははなるべくお客さんの方から店員さんに向けて「Merci, au revoir(ありがとう、さようなら)」と声をかけてからお店を後にします。
商品をあまり触らない
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日本人的な感覚で、買う買わないに関わらずとにかく商品を手に取って確認したくなります。フランスの場合、買おうと思っている商品以外はあまり触りません。試したり確認したいことがある場合は、お店の人にとにかく聞きます。店内の状況にもよりますが、お客さんが黙ってなんでも手に取ることはあまりしません。
おつりがない?
大きなブランド店などでは問題になりませんが、小規模な店舗だと少額の買い物をして大きなお札で支払う場合、例えば2€くらいの物を20€札で支払らおうとすると「細かいお金はないですか?」と聞かれたりします。日本人の感覚としては、店側がおつりを用意していないのは信じられませんが、たまに「おつりがないんです。」なんて言われてしまうことも。
全体的にコミュニケーションを重んじる?
お客さま第一のサービスが慣れている日本人にとって、お客さんと店員さんが対等な関係という印象が強いフランスでのショッピングは驚くことがあるかもしれません。最初の「ボンジュール」から始まって、お客さんの方から積極的にお店の人とコミュニケーションを取る時もあります。言葉の問題もあるので、コミュニケーションを取るのはなかなかハードルが高い場合もありますが、「ボンジュール」「メルシー」などの挨拶だけでもお店の人と声をかけあえれば、少し違った雰囲気の中ショッピングが楽しめるかもしれません。
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