世界の終わりと始まりがある、アウトバック5つの絶景

Posted by: 山口彩

掲載日: Jan 17th, 2015

何もないからこそ語りかけてくる、アウトバック五つの絶景

アウトバックとは、オーストラリアの内陸部のこと。どの州からも内陸へ足をのばせばその雰囲気を簡単に味わえるとはいえ、荒涼とした大地やどこまでも続くまっすぐな道、壮大な奇岩など、オーストラリアの大自然ならではの絶景であふれています。

果てしなく続く赤茶色の風景

何もないからこそ語りかけてくる、アウトバック五つの絶景

何もないからこそ語りかけてくる、アウトバック五つの絶景

舗装されていない赤茶色の道と抜けるような青い空。4WDに乗りドライブすると、アウトバックらしさを思う存分堪能できます。動物注意の看板も、次の町までの距離の長さも、スケールの大きさを物語っています。

月世界に迷い込んだような絶景

何もないからこそ語りかけてくる、アウトバック五つの絶景

何もないからこそ語りかけてくる、アウトバック五つの絶景

ニュー・サウス・ウェールズ州の世界遺産、マンゴ国立公園には、月世界のような景観が広がっています。岩の露出や風による砂の移動で生まれた波上の地形。水が干上がってから1万年以上経つというマンゴ湖の成れの果ての白砂丘。悠久の時とスピリチュアルな空気を感じる絶景です。

太古の海底が隆起した天然の円形劇場

何もないからこそ語りかけてくる、アウトバック五つの絶景

南オーストラリア州のフリンダース山脈の真ん中には、深い渓谷と巨大なクレーターがあります。雲や夕日、自然の織りなす情景とともに眺めれば、古代の記憶が掘り起こされるような錯覚さえ覚えるほどの迫力。山の縁までトレッキングを楽しんだり、近くの展望デッキからその全貌をのぞんだり。熱気球ツアーもあるそうです。

世界No.1とNo.2の一枚岩

何もないからこそ語りかけてくる、アウトバック五つの絶景
©Stanislav Fosenbauer/Shutterstock.com

そしてあまりにも有名な中央オーストラリアのウルル。「地球のへそ」とも呼ばれる、世界で二番目に大きな一枚岩です。

一番大きな一枚岩は、同じ国立公園内にあるマウント・オーガスタス。ウルルの2.5倍もあるそうです。

オレンジと黒のストライプが新鮮

何もないからこそ語りかけてくる、アウトバック五つの絶景

何もないからこそ語りかけてくる、アウトバック五つの絶景

何もないからこそ語りかけてくる、アウトバック五つの絶景

西オーストラリア州では、オーストラリアで最も神秘的な絶景といわれるバングル・バングルが見どころです。巨大な奇岩が壮大なスケールで連なる景色は、ぜひ上空から眺めてみたいもの。遊覧飛行のオプショナルツアーもあるそうですよ。

何もないことがなぜこれほど人の心を揺さぶるのか、むしろすべてがあるように感じるのはなぜなのか・・・。世界の終わりと始まりは、つながっているのかもしれません。

[Photo by Shutterstock.com]

PROFILE

山口彩

Aya Yamaguchi 統括編集長

インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE(タビジン)」「イエモネ」「novice(ノーヴィス)」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。

インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE(タビジン)」「イエモネ」「novice(ノーヴィス)」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。

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