秋の半ば頃から冬の始めにかけて、旬を迎える柿。もともとは日本や中国で生産されていたものが海外に渡ったため、英語ではパーシモンという呼び名とともに「KAKI」と呼ばれることも。フランス語では「カキ」という呼び名が一般的です。
フランスのスーパー「カルフール」の広告。「KAKI」と書かれていますね! ©sweetsholic
熟れ具合によって、硬さが変わってくるのも柿の面白いところですよね。あなたは、シャキシャキした食感のものと、ジュクジュクした柔らかいもの、どちらがお好みですか?
いずれにせよ、そのまま食べる方がほとんどだと思いますが、柿の魅力はそれだけではありません! ひと手間加えるだけで、オシャレな前菜にもデザートにもなるのです。柿のおいしさと食感が引き立つ食べ方を見てみましょう。
前菜×柔らかい柿
少し高価なワインが手に入った時にピッタリの食べ方がこちら。少し柔らかめの柿を薄くスライスして、スモークサーモンでくるっと包みます。オリーブオイルを少々垂らして、黒コショウを軽く挽けば出来上がり。スモークサーモンの代わりに、マスの薫製や生ハムでも!
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温かデザート×硬めまたは渋めの柿
「少し硬い、または渋いな」と感じるときには、思い切って焼いてみましょう。加熱すると甘みが引き出されるので、渋みを感じにくくなります。
柿を縦半分に切ってオーブンシートにのせ、砂糖大さじ1/2を表面に振りかけて、180℃に温めておいたオーブンで30〜45分間焼きます。柿がとろりと柔らかくなればOK。キャラメルソースを添えたり、バニラアイスをのせてシナモンをパラリと振りかけても。おしゃれなデザートの完成です。
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シャーベット×完熟の柿
気づいたら柿がジュクジュクになってしまった・・・! というときにオススメなのが、丸ごと冷凍庫で凍らせる方法です。完全に凍ったら取り出して、スプーンで果実をすくいながらいただきます。
いかがでしたか? 上記に紹介した以外にも、スコーンやパウンドケーキに焼き込んだり、炒め物に加えたりと、さまざまな料理やお菓子作りに活用できる可能性を秘めています。
個人的には焼き柿がとても気に入っています。焼きりんごよりもむしろ美味しいんじゃないかと思うほど!
今が旬の柿、色々な方法で堪能したいですね。
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