[Photo by INOUESEIKOEN]
正直、本当に美味しい食パンに、出会いたくないですか? もしそう思っているなら、香川県・小豆島にあるオリーブ農園、井上誠耕園が手がける「記憶に残る生食パン」を食すべし!
今回は、一口食べると心と体が喜ぶことを実感できる、この食パンの魅力を紐解いていきます。
オリーブの名産地、小豆島にあるオリーブ農園「井上誠耕園」とは?
[Photo by INOUESEIKOEN]
今年で創業79年を迎えた小豆島の井上誠耕園は、「本物を追求する」という精神性のもと、三代でバトンを渡しながら受け継がれてきたオリーブ農家です。56本の苗木を育てることからはじまり、今では約4,500本のオリーブの木が並ぶほどの農園へと発展。それでも昔と変わらず、すべてスタッフの手によってオリーブを育てているといいます。メイド・イン・ジャパン、そしてハンドメイドの良さを大切にしているそう。
それでは、なぜ、このオリーブ農園が生食パンを作ったのでしょうか?
きっかけはギリシャ旅。心と体が喜ぶ「生食パン」の制作秘話を特別公開
[Photo by Ayano Ishihara]
実は、数十年前に描かれた「井上誠耕園未来予想図」に、「パン工房」の存在は既に存在していたといいます。現在の園主の奥さまが大のパン好きということも助けになり、2018年7月に三代目の園主である井上智博氏によって実現されました。
商品開発に踏み込んだ、そのきっかけは、世界のオリーブ産地を巡る旅の中にあったとか。「ギリシャのクレタ島で出会ったオリーブ農家の方々は、その年の搾りたてのオリーブオイルを試飲する際に、パンと一緒に味わっていたのです。料理として加工するのではなく、もっともシンプルな食べ方でその年のオリーブオイルの味を確認する。そのスタイルに感銘を受け、本格的にオリーブオイルに合うパンを作ろうと思いました」
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試行錯誤の末、ようやく辿り着いたのが、ハード系の固いパンではなく、ふわふわとした生食パンだったといいます。「これこそが、オリーブオイルをもっとも引き立てる最高のパンなのです!」
一度食べると忘れられない!極上の味わい、その秘密は?
[Photo by INOUESEIKOEN]
オリーブとの相性を第一に研究された、しっとりふわふわとした食感の生食パン(1斤380円・税込)。その秘密は、オリーブオイルがギューっと浸み込むよう、生地に使用された「湯種(ゆだね)」にあるとか。小麦粉を熱湯でこねて小麦粉中の澱粉を糊化させた「ゆだね」を使用することで、もっちり耳まで柔らかく、甘みや旨味を最大限に引き出すことに成功。もちろん、パンこね作業や発酵時間など、パンの味と食感を決める全ての工程へのこだわりも余念がありません。
焼きたてを堪能できる!工場直売店「Bakery & Cafe菊太郎」
[Photo by INOUESEIKOEN]
愛情深きスタッフたちによって、毎日ていねいに焼き上げられるこの生食パン。焼きたての美味しさを堪能するなら、井上誠耕園が運営する工場直売店を1階に、カフェを2階にもつ「Bakery & Cafe菊太郎」へGO! 地元民の間でも大人気で、すぐに売り切れてしまうという人気ぶり。食パン好きなら、食せずにはいられません!
カフェメニューのTOP3はこちら!
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まず、パンそのものの味わいを楽しむなら「トーストセット680円(税抜)」がオススメ。自家製ジャムやオリーブオイルからお好みのトッピングを3種類選んで味の変化を堪能して。
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ふわふわした生食パンの食感を贅沢に味わえるのは「厚焼きたまごサンド(サラダ付き)800円(税抜)」。クラシックな厚焼きたまごとのコラボレーションが、懐かしさを感じさせます。
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男性陣にも人気が高いのは、食べ応え抜群の「オリーブ牛のステーキカツサンド1,800円(税抜)」。香川県産黒毛和牛「オリーブ牛(Aランク)」を使用した1日10食限定のプレミアムなサンドイッチを食すなら、早めに訪れることをおすすめします。
食パンファンのみならず、食いしん坊の欲望を満たしてくれる、この記憶に残る味わい。ぜひ、旅の目的のひとつに組み込んでみてはいかがでしょうか。
住所:香川県小豆郡小豆島町池田2267-5
TEL:0879-75-1369
アクセス:最寄駅〔池田港〕より/車で約10分、土庄港より車で約20分
■パン工房・直売所
営業時間:10:00~14:00 ※売切次第終了
定休日:火曜日
■カフェ
営業時間:11:00~15:00
定休日:月~金曜日(※土、日、祝日のみ営業)
https://www.inoueseikoen.co.jp
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