世界中の料理が気軽に楽しめる東京に住んでいたとしても、日本人が食べてほっとするのは和食ではないでしょうか。海外在住者は、高いなーと思いながら、品ぞろえを見るだけでもワクワクする日本食材のお店で食材を買ったりしています。だいたいどれくらいの金額になるのか、イギリスでの食材の価格を見てみましょう。
※£1を約144.3円として計算しています(2019年4月30日現在)
基本の調味料
まずは、しょうゆから。日本でよくみかける「キッコーマン特選丸大豆しょうゆ」は、ロンドンの日本食材店で1リットルが£6.99~12.45(約1009~1797円)です。日本食材店の間でも、金額に大きな振れ幅があります。なお、日本ではamazonで444円で売られていることから、イギリスでは2.3~4.0倍に跳ね上がっている計算になります。
しょうゆとセットで使う調味料といえば、みりんと料理酒です。「タカラ本みりん」は、600mlが£8.99~9.60(約1297~1385円)。amazonで477円なので、イギリスでは2.7~2.9倍です。
また「タカラ 料理のための清酒500 ml」が £7.99~8.38(約1153~1209円)、amazonで422円なので、イギリスでは2.7~2.9倍のものです。たまにしか和食をつくらない一人暮らしであれば、買わずに代用できるものを調べたりします。
しょうゆと対をなす味噌もなかなかに割高です。「マルコメ だし入り料亭の味みそ, 375 g」は、£4.99~6.09 (約720~879円)。amazonで220円なので、イギリスでは、3.3~4.0倍です。
こんな風に、みりんや清酒もですが、特に日本国内で作られた醤油と味噌は、ぐっと値段が高くなっています。3~4倍が当たり前です。
米とその他の調味料
お米は、日本から輸入したものであればかなり高くついてしまいますが、人気なのは、同じヨーローパ内、イタリア産のこしひかりである「ゆめにしき, 5 kg」です。£15.35~16.99(約2215~2451円)なので、これはちょっと高い程度でしょう。
お米といえば、合わせたいのは日本のカレーです。「S&B ゴールデンカレー 辛口 , 220 g, 12皿分」は、£2.99~4.70(約431~678円)。日本では214円(amazon)なので、その価格を見慣れていると、買うのに軽く勇気が必要になってきます。
日本では、カレールーと同じような値段の調味料である、「ブルドッグ とんかつソース, 300 ml 」は、£3.49~5.55(約504~801円)、「キューピー マヨネーズ, 500 g」は、£4.29~4.49(約619~648円)となっています。日本のソースは味に深みがありますし、マヨネーズも変な甘みがなくて美味しいので、筆者はやはり日本のものが欲しいところです。
日本の食材のなかで、比較的安い印象がある食材は、納豆です。4パック入りで、安いものなら£1.59(約229円)で買えます。安くはないですが、他の食材に比べたらだいぶお得感がある方です。
和風のティータイム
ヨーロッパにもグリーンティーはありますが、味も素っ気もなく、日本の緑茶とは全くべつの飲み物です。そのため、お茶が飲みたいと思ったら、日本の緑茶を買う必要があります。
「煎茶のティーバッグ 50袋」は、£7.99(約1153円)程度になります。
日本の定番おやつの価格を見てみましょう。「亀田製菓 柿の種 200 g, 6袋入」は、£3.69(約532円)、「ロッテ マカダミアチョコレート, 67 g」は、£6.10(約880円)という価格で売られています。
日本では気取らない庶民のお茶のメニューが、こちらではちょっと贅沢なものになりますね。
参考
[らいすわいんショップ]
[JAPAN CENTRE]
『日本では簡単に手に入る、ロンドンで恋しくなったもの9選【海外移住】』『海外移住【1】在住者が語る、イギリスに住んで良かった点、悪かった点』もあわせてどうぞ。