やっぱり魚介!スペイン・バスクの美食の街「サン・セバスチャン」のタパスを実食ルポ

Posted by: 鳴海汐

掲載日: Jul 30th, 2019

海外旅行の楽しみのひとつは「食」でしょう。今回は、スペイン・バスクの美食の街「サン・セバスチャン」を訪れたTABIZINEライターが、タパスを食べ比べ!「ホタルイカ」「うに、いわし」「たこ、アーティチョーク、牛肉」「エビ」が美味しかったお店を厳選してご紹介します。

サン・セバスチャンのバル
今回訪れたスペイン・バスクの美食の街「サン・セバスチャン」のバルは、旧市街のすべて同じ通り沿いにあります。バルには、お店の名物(ESPECIALIDAD)があり、それが入口に貼り出されていたりしますので、そういった表示やネットでの評判を元にお店を選びます。サン・セバスチャンでは、多くのお店に日本語メニューがあり、簡単な日本語が話せるスタッフがあちこちにいるのに驚くでしょう。

※€1を約121円で計算しています(2019年7月23日現在)

ホタルイカ

サン・セバスチャンのバル
トリップアドバイザーで、2019年7月時点でサン・セバスチャンの飲食店749軒中1位の店を訪問。平日20時前で混雑しそうな時間帯でしたが、あっさり入店できてびっくり。

明るくてモダンな雰囲気の店内には、カウンター席とテーブル席があります。ランキング1位といっても、気さくで親切なスタッフが対応する、まったく気取っていないバルです。

サン・セバスチャンのバル

サン・セバスチャンのバル
ホタルイカのソテーをオーダー。まず何もソースがかかっていない部分をいただいてみましたが、塩が効いてそれだけで十分美味しい。そしてブラックガーリックアイヨリソース、ハニーマスタードソース、バジル風ソースをつけると、たまらない美味しさ!

他のお客さんとちょっと会話したりして、なかなか楽しいバル巡り。ホタルイカが€4.5、白ワインが€1.8、合計€6.30(約762円)でも贅沢な気分が味わえます。

Mendaur Berria
住所:Fermin Calbeton Kalea, 8, 20003 Donostia, Gipuzkoa, Spain
電話:+34 943 43 62 22
営業:【日~木曜日】9:30~26:30、【金・土曜日】9:30~28:00
公式FB:https://m.facebook.com/mendaurberria/?ref=bookmarks&utm_source=tripadvisor&utm_medium=referral

うに、いわし

サン・セバスチャンのバル
隣のバルに移動します。「Bar Sport」という名前からは想像できないですが、こちらもかなりの人気店で、カウンター前は人だかりです。

サン・セバスチャンのバル

サン・セバスチャンのバル
日本人ならどうしても気になってしまうのが、うにクリーム(€3.5、約424円)。まさしくうにクリーム味のスープが、飲みやすくてすぐ飲み終えてしまいます。

サン・セバスチャンのバル
いわしの酢漬けと唐辛子(€2、約242円)。いわしは酸味ほんのりで食べやすく、唐辛子は辛くありません。グラスビール(€2.4、約290円)と一緒に食べ切ります。

バスクのバルは都度払いでなく、最後にお会計のシステムです。このお店は、立っている人が多いせいか、最初に名前が訊かれ、名前で注文が記録されていきます。日本語が話せるスタッフが多いバルです。

BAR SPORT
住所:Fermin Calbeton Kalea, 10, 20003 Donostia, Gipuzkoa, Spain
電話:+34 943 42 68 88
営業:【日曜日】11:00~24:00、【月~金曜日】9:00~24:00、【土曜日】10:00~24:00

たこ、アーティチョーク、牛肉

サン・セバスチャンのバル
こちらは大人数も入れそうな大型店舗。期待できないかと思ったのですが、目当ての店が早い時間に閉店してしまい、楽しみにしていた牛ほほ肉のワイン煮込みをどうしても食べたかったので、入店しました。

他のバルと違い、スタッフに注文するのではなく、ビュッフェのように、並んでいるメニューを選ぶスタイルが画期的です。

サン・セバスチャンのバル
先にたこの柔らか煮のようなものをいただきます。薄味で簡単に噛み切れます。アーティチョークは、酢の味ほのかに、とろける柔らかさ。

サン・セバスチャンのバル
牛ほほ肉に合わせて頼んだリオハのワインは濃厚で、まずまず。催促してやっと届いた牛ほほ肉のワイン煮込み(€3.75)は、まさに箸で切れる柔らかさ。味付けは、日本のファミレス的なものでした。全部で€10.75(約1,031円)をお支払い。

Bardulia Donostia
住所:Fermin Calbeton Kalea, 5, 20003 Donostia, Gipuzkoa, Spain
電話:+34 943 43 54 62
営業:【日〜土曜日】10:00~24:30

エビ

エビの串焼き(€3、約363円)が有名な店。

サン・セバスチャンのバル

サン・セバスチャンのバル
微発泡性の白ワイン「チャコリ」(€2、約242円)を口当たりなめらかにするために高いところから注ぐ技も披露してくれました。

サン・セバスチャンのバル
出てきたエビの串焼きをハフハフと頬張ります。食感はプリプリ!そしてしっかりしたうまみを感じます。焼いている様子をずっと観察していたのですが、最初に白い粉を大量に降っていました。それはうまみ調味料+塩と推定。

ガスパチョ風味のソースがかかっていて、これもよくエビに合います。

BAR-GOIZ-ARGI
住所: Fermin Calbeton Kalea, 4, 20003 San Sebastian – Donostia, Gipuzkoa, Spain
電話: +34 943 42 52 04
営業:【日~土曜日】10:00~16:00、18:30~23:30

美味しいバルの証拠?

サン・セバスチャンのバル

バスクのバルは、ついていた紙や串を床に落とす習慣があることから、床に紙や串がたくさん落ちているバルが「いいバル」と言われています。

実際は、メニューの構成や、客がその習慣を知っているかによるので、それでは計れなさそうだと思いましたが、床を見てみるのも楽しいですよ。

[All photos by Shio Narumi]

PROFILE

鳴海汐

Shio Narumi ライター

イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。

イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。

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