悪魔鍋ってなに?
高カロリーな食材で、食べ応え抜群の食材を鍋の具材として使う「悪魔鍋」。チーズをたっぷり使ってみたり、揚げ玉やステーキ、バターなど鍋の具材としてはちょっと変わった食材を使った、見た目的にもカロリー的にもインパクトの大きい鍋が、今年は続々登場するようです。
移り変わる鍋トレンド
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食トレンドに詳しいトレンドウォッチャー、くどうみやこさんによると、鍋のトレンドは年々進化してきているそう。2006年頃のカレーやコラーゲンを使った「バリエーション期」、2012年頃の1人で楽しむ「個食ブーム期」を経て、2014年頃にはキャラクターをモチーフにデコレーションする「アレンジ期」に突入。2015年頃からは、SNS映えするようなオシャレな鍋が好まれた「フォトジェニック期」へと変化を遂げているのだとか。
このような鍋トレンドが、現在新しい動きを見せ、見た目だけでなく味のインパクトにも注目が集まってきているのだそう。昨シーズンは山椒などの香辛料を使った「しびれ鍋」など、味のインパクトが強い鍋が流行となり、現在は見た目のインパクトも追加された「インパクト期」に差しかかってると言えるようです。
「悪魔メシ」ヒットで鍋バージョンも
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最近SNSを中心に話題になっている「悪魔メシ」。コンビニなどでも関連商品が発売され、注目されていますよね。健康志向が続いている一方で、高カロリーで「悪魔のような」美味しさを求める、という新しい波が生まれてきているようです。
トレンド総研が実施したアンケートでは、「悪魔メシ」を「知っている/聞いた事がある」と回答した人が全体の76%、鍋バージョンの「悪魔鍋」に「興味がある」と回答した人は70%に達し、「悪魔メシ」関連への関心度が高いことが分かりました。新しい鍋バリエーションへの注目や、ボリュームと味についてのコメントなどがあったようです。
飲食店が展開する「悪魔鍋」
「山盛り唐揚げととろーりチーズのトマト悪魔鍋~天使か悪魔か!?~」
都内に4店舗展開する、つくば鶏の鶏料理専門店「鳥福」で提供される悪魔鍋メニューは、「山盛り唐揚げととろーりチーズのトマト悪魔鍋~天使か悪魔か!?~」。トマトベースのスープ鍋に、揚げ玉で衣付けした「悪魔の唐揚げ」を具材として入れ、テーブルで食べる直前に「とろーりチーズソース」をかけて仕上げるフォトジェニックな鍋。
ココア風味の「悪魔玉」を入れると鍋が黒くなり、ミルクバター風味の「天使玉」を入れると鍋が白くなる、色の変化も楽しめる仕立てになっているそうですよ。
料金: 1人前1,690円(税抜) ※2人前から注文可
提供店舗: 「鳥福」全店舗 (上野、御茶ノ水、水道橋、九段下)
公式サイト: https://www.diamond-dining.com/shops/torifuku/
「厚切り牛ステーキ・ジャークチキン・生スパイスの石焼デビルチーズ鍋」
新宿と渋谷に2店舗展開するダイナー「HangOut HangOver」では、「厚切り牛ステーキ・ジャークチキン・生スパイスの石焼デビルチーズ鍋」の提供がスタート。サルサソースをベースに、厚切り肉とチェダーとモッツァレラ2種類のチーズをたっぷり盛り付けた、メキシカン風の鍋です。
お肉は赤味の肩ロース「牛ステーキ」に、スパイシーな「ジャークチキン」、ジューシーな「厚切りベーコン」に「極太ソーセージ」の4種類を投入。テーブルで鍋に火をつけ調理をしてくれる演出も注目だそうですよ。シメは、お米を入れてチーズリゾットとして楽しめます。
料金: 1人前1,880円(税抜) ※2人前から注文可
提供店舗: 「HangOut HangOver」全店舗 (渋谷店、西武新宿Brick St.店)
公式サイト: https://www.dd-holdings.jp/brands/hangout_hangover/
見た目と味、ボリュームのインパクトも大きい「悪魔鍋」。これから寒くなってくる季節、たまにはカロリーを気にせず、豪快な鍋で思う存分温まってみては?
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