迪化街の十字路に超ローカルなお店が!
台北の問屋街「迪化街(ディーホアジエ)」は、ショッピングスポットとして日本人観光客も多く訪れる人気のエリアです。レトロな雰囲気の街並みにお店がずらりと並ぶ様子は、歩いているだけでもワクワクしてきます。
お昼時に迪化街を散策していると、とある十字路の角のお店が賑わっている様子を目にすることでしょう。ここは「妙口四神湯 肉包專賣店」という、肉まんと四神湯を販売するお店です。営業時間は月曜日以外の12時〜17時のみで、十字路の路上という狭い空間でありながらも、お昼時は地元民や観光客でごった返しています。中にはバイクでささっと来て買い付けていく人も。
超ローカルな雰囲気に物怖じしてしまいそうですが、これだけ地元民で賑わうお店であれば味は確かだろうと、期待も高まります。
こちらが店頭に掲示してあるメニュー表です。メニューは肉まん(肉包)と四神湯という薬膳スープのみ、その他に持ち帰り用の11個、25個入り肉まんが販売されています。メニュー表には日本語も書かれていますが、基本的に日本語はほぼ通じないと思って訪れた方がよいでしょう。
超ローカルな雰囲気に負けずに注文を
筆者が来店したのは平日の13時頃ですが、テーブル席はほぼ満席でした。お店のまわりに立っている人は5人くらいで、皆さん持ち帰りのよう。どうやって購入したらよいんだろう?と観察していると、イートインの方は空いた席に適当に座ってお店の方に直接注文していました。
筆者もそれにならって空いた席に座り込み、お店の人と目があった瞬間に「一個湯,一個肉包!(スープと肉まん一つずつください!)」と伝え、注文を完了しました。料理が運ばれると同時に会計も済ませます。
蒸し立てのほくほく肉まんを頬張る
蒸し立ての肉まんは熱々ほくほくで、手に持つのが大変なくらいです。ふわっと上がる湯気が食欲を刺激します。
一口いただいてみると、ふわふわの皮の中にたっぷりのお肉が入っているのが見えてきます。しっかりめの味付けでとってもジューシー。甘辛で胡椒がピリッときいています。これで1個20元(約72円)というのはお得!
具だくさんの薬膳スープ「四神湯」
四神湯はモツなどの具がたっぷり。少しクセのある味なので好みは分かれるかもしれませんが、旨味たっぷりで力がつきそうなスープです。スープは1個60元(約216円)。
筆者が食事をしている間もどんどんとお客さんが訪れ、しまいには蒸し立て肉まんの提供が追いつかなくなっていました。蒸すのに時間がかかるため、お店の方は「熱的要排隊喔〜!(熱い肉まんは並んでくださいね〜!)」と叫びながら、持ち帰り用の蒸してない肉まんやスープだけを購入する方からどんどん売りさばいていました。当然、蒸し立ての肉まんを購入したい方の行列はどんどん長くなっていく…。
そんな状況でも地元の方はここの肉まんの美味しさを知っているからか、何も言わず整然と並んでおられました。地元の言葉が飛び交う超ローカルなお店ですが、蒸し立ての肉まんはほんとうにおいしいので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
住所:台北市大同區民生西路388號
定休日:月曜日
営業時間:12:00~17:00(売り切れ次第終了)
[All photos by Yui Imai]
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