「竜泉寺の湯」は日本で初めて人工炭酸泉を導入したパイオニア
オークランド観光開発株式会社が運営する大型温浴施設ブランド「竜泉寺の湯」は、1989年に日本で初めて「スーパー銭湯」の業態を実現し、2000年に初めて人工炭酸泉を温浴施設に導入したパイオニア。現在は関東エリアに4店舗、愛知県に2店舗、宮城県に1店舗あり、新たに千葉にも1店舗がオープン予定と拡大中。リニューアル前も「竜泉寺の湯 横浜鶴ヶ峰店」という店舗名で人気を集めていて、「岩盤浴エリア」が今年4月クールで放送された福山雅治さん主演のドラマ、日曜劇場「集団左遷!」のロケ場所として使用されたとか。
和を基調とした温浴ゾーンには、地下2,000メートルから湧き出す豊富な天然温泉や高濃度炭酸泉など、男湯・女湯それぞれに15種類のお風呂とサウナが設置されており、まさに「湯めぐりしたくなる」工夫がところどころに施されています。
そもそも「高濃度炭酸泉」とは、その名の通り高濃度の炭酸泉を溶け込ませたお風呂のこと。通常のお湯と比べて血流が4~7倍にもなると言われており、健康長寿の高血圧症、冷え性の人にオススメのお湯なんです。
露天エリアに「虹色炭酸泉」や「泡の湯」「うたたね湯」を新設
このたびのリニューアルオープンに伴い、7色の水中照明が幻想的な雰囲気を演出する「虹色炭酸泉」と、信楽焼の陶板から無数の気泡が湧き出す「泡の湯」、寝ながら炭酸泉に浸かれる「うたた寝炭酸泉」の3つが露天コーナーに新登場したほか、「泡の湯」を独り占めできる「美泡の湯」も4台導入。さらに近年のサウナブームを受け、「外気浴スペース」としてデッキチェアが新たに8台設置されています。
なかでも、気泡が弾けることで発生するマイナスイオンにより森林浴と同じ癒し効果が得られる「泡の湯」は、「クセになるほど気持ちいい」と、系列施設でも高い人気を集めているお風呂なんだとか。
室内には、定時に自動で超強力なロウリュが楽しめる「オートロウリュウサウナ バズーカ」を導入した「遠赤外線黄土サウナ」のほか、塩を塗り込むことで発汗を促し肌がツルツルになる「アロマ香るソルトサウナ」が新登場。
「ロウリュウ」&「塩」サウナに「炭酸シャワーブース」も!
さらに、ヘッドスパに最適な「炭酸シャワーブース」も新設。使用するのに別途200円かかりますが、IC機能がついた下足バンドがお財布代わりになるので小銭は不要です。
ロッカールームやパウダールームもピカピカなので、入浴後も気持ちよく身支度が整えられそうです。
そして何といってもリニューアル最大の目玉は、新たにオープンした岩盤浴ラウンジ「フォレスト ヴィラ」。平日は650円、土日は750円の追加料金を支払えば時間無制限で利用できる、多目的な癒しスポットです。
岩盤浴を利用する際は、カウンターでICバンドを登録し、「岩盤浴衣セット」を受け取ります。女性の浴衣はロング丈とショート丈の2種類から好きなデザインを選べます。
1万冊の蔵書を誇るラグジュアリーな岩盤浴ラウンジ「フォレストヴィラ」
「フォレスト ヴィラ」では、1万冊以上の蔵書を誇る書籍やコミック、雑誌がカウチソファで読み放題。Free Wi-Fiとコンセント完備されたコワーキングスペースも用意されているので、PCやタブレットで仕事をしたり、自由に本を読んだり、テレビ付リクライニングチェアでくつろいだりと、思い思いに過ごすことができるんです。
1万冊の蔵書の中身は、コミックや雑誌のみならず、ビジネス書からライフスタイル関連の本まで幅広くセレクト。「旅の本」も揃っているので、次の旅行の計画を練るのにもピッタリです。
右手奥スペースには、コンセントとミニスタンドが完備された半個室型2段BOX「ログシェルター」も18台設置。秘密基地のようなシェルターで、人目を気にせず贅沢なおこもり時間が堪能できます。
岩盤浴エリアには、床や壁にヒマラヤ山脈の天然ミネラルの岩塩を使用した7色のライティングが特徴的な「アルマソルトの間」をはじめ、壁に備長炭が敷き詰められた「薬宝黄土房」や「ブラックゲルマ房」のほか、アメジストやローズクウォーツ、メノウなど6色のカラフルな宝石を敷き詰めた女性専用の「美宝石房」を新設。
館内には「フォレスト ヴィラ」以外にも100畳の広さの休憩スペースがあり、ジューシーなフレッシュジュースやスムージー、ソフトクリームなどを揃えた「潤美茶房」や、人気の耳かきサロン「耳・手・足パーツケア ゆっとろん」など、リラックスできるスペースが目白押し。
さらに、和・モダンダイニングの「湯上りキッチン 一休」では、日本海の漁場から毎日直送される産直干物をメインに、幅広いメニューが取り揃えられていて、本格的な料理や種類豊富なお酒やソフトドリンクが楽しめます。
館内はすべてキャッシュレスで本格料理やマッサージが楽しめる!
なかでも絶品だったのが、新鮮なお刺身とサクサクの天麩羅が味わえる「お刺身と天麩羅の花籠膳」(1,255円・税別)と食べ応え満点の「海鮮丼」(1,073円・税別)。お風呂に入らずとも、レストランとして食べに通いたくなるほどのおいしさでした!
ちなみに「湯上りキッチン 一休」での飲食代もすべてICバンドでOK。館内ではすべてキャッシュレスで快適に過ごすことができるんです。帰り際、出口にある精算機にピッとかざせばトータルの金額が算出される仕組みになっているので、支払いは一回で行えます。
「横濱スパヒルズ」というネーミングどおり、丘の上にあるため徒歩で行くには少々億劫ですが、JR横浜線の中山駅や相鉄線の鶴ヶ峰駅から無料シャトルバスも運行されるので、坂道を気にせず気軽に訪れることができそうです。
入浴料は平日650円、休日750円。リーズナブルな朝風呂料金やシルバー料金、子ども料金なども設定されているので、詳しくは公式HPでご確認を! 生まれ変わった「横濱スパヒルズ 竜泉寺の湯」で、心身ともに癒されてみては?
住所:神奈川県横浜市旭区白根8-8
電話:045-459-5268 年中無休(メンテナンス休日あり)
HP:https://tsurugamine.ryusenjinoyu.com/
[All Photos by Reico Watanabe]