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日本語とは違うYesとNoの使い方を簡単解説
日本語の「はい」はYes,「いいえ」はNoとみなさんは単純に思っていませんか?実は、英語と日本語での返事の仕方は全然違います!旅先でのトラブルになりがちなこのYesとNoの使い方の違いをホテルや空港でのチェックインのシーンなどでありがちな質問とともに、解説します。
You don’t need breakfast?(朝食はつけないのですね?)
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滞在先のホテルのチェックインで「You don’t need breakfast?(朝食はつけないのですね?)」と聞かれたとしましょう。
もし朝食を付けたくない場合、あなたはどう答えますか?
日本語の感覚だと「はい、朝食はいりません。」の意味でついYesと答えてしまいがちです。実はこれは完全な間違え。朝食付きとしてチェックインしてしまうことになり後になって朝食代を請求される・・・なんてこともありえます。
この場合、英語では「No, I don’t need breakfast.(いいえ、朝食の必要はありません。)」が正解です。
いいえ(No)をなるべく使わない日本語
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実はこのややこしいYesとNoの使い方の違いは、日本人ができるだけいいえを言わなくていいように過ごしているため。
英語は日本語よりずっとシンプルな言語なため、質問が「○○なの?」でも「○○でないの?」でも答える際の返事は変わりません。つまり、英語では「○○ではないの?」と否定形で聞かれた場合でも、○○でない場合はNo、○○の場合はYesと答えなければいけません。
Yes/Noの後にもう一言付け加えるとより安心
そうは言っても、慣れない英語でのやりとり、ついつい日本での感覚でYesやNoを言ってしまうこともあるかと思います。のちにトラブルになるような誤解が生じないためにも、なるべくYes、Noだけの返事でなくその後に確認のためのフレーズを付け加えるようにすることをお勧めします。
これは文章でなくてもよく、例えばホテルでの朝食の場合は「No breakfast, please(朝食は結構です。)」としっかり付け加えておけば安心です。
Do you mind if it is a window seat? (窓側の席でも構いませんか?)
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Do you mind….?というフレーズは丁寧な場面でとてもよく聞かれます。「○○でも構いませんか?」の意味ですが、直訳は「○○ではあなたは気にしますか?(いやですか?)」の意味なので、構わない場合はNoと答えます。窓側の席でもいい場合はNot at allと答えるとスマートですが、万が一間違ってYes と言ってしまっても続けてA window seat please.(窓側でお願いします。)といえば大丈夫です。
海外のホテル、レストラン、駅などでのシーンや、滞在先で知り合った人との会話などの場面で、この日本語とは違うYesとNoの使い方をぜひ覚えておくと誤解なくスムーズに旅を楽しめると思いますよ。
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