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秘訣1:常に笑顔でいよう
価格交渉の大前提として、「勝ち負けではない」ということです。お互いが満足できる中間地点を探しているだけなので価格交渉を行う側もせっかくなら楽しみながらやるぐらいの余裕を持ちましょう。
秘訣2:値段を最初に言ってはダメ
買う側が最初に希望金額を言ってしまうと、その商品が普段は言い値の半額で売られていたとしてもそこまで価格が落ちることはありません。先にこちらの予算が分かってしまえば、それ以上安くする必要がないからです。なのでこちらの希望金額は最初は言わないようにしましょう。
秘訣3:現地の言葉を覚えておこう
可能な限り現地の言葉を使いましょう。最低限の挨拶や「これはいくらですか?」と言った言葉を話すことができれば、何も挨拶しない部外者と比べれば割増される可能性は減ります。
秘訣4:価格交渉が終わるまで所持金を見せない
所持金がたくさん入った財布が見えていたり、見た目が明らかにお金持ちそうな場合はそれだけで売り手としてはお金を持っていると思いますので、割増料金を請求しやすくなります。なので価格が合意して実際にお金を払うまでは所持金等は見せないようにしましょう。
秘訣5:とにかく忍耐強くいる
急いでいる時ほど早く交渉を終わらせようと安易に合意してしまいがちです。売り手もそれを分かっていますので例え急いでいる時でも心に余裕を持って、時間をかけて交渉に臨めるような態度を相手に見せましょう。
秘訣6:価格交渉はより少ない金額から始める
価格交渉はお互いが納得する金額を探すものなので、こちらが希望する金額から徐々に上げていかなければ最終的な合意にたどり着くことができません。ということは、金額が上がっていく幅に出来るだけ余裕を持たせないといけないので、あなたが考えている以上に低めの金額を最初に希望するようにしましょう。
秘訣7:自分に共感してもらう
子供が欲しい物を買ってもらえるのは、子供は自分では何も買えない立場にあるからです。これと同じように、「あまりお金を持ってなくて・・・」、「長期の旅行で節約しながらなんとか旅してるんだよ」と言ったように、なるべく同情するようなあなた本人の話をしてみましょう。人は背後の物語に共感しやすいものです。
秘訣8:販売者をほめる
交渉時に販売者の人柄をほめることは強力な効果があります。「あなたは素敵な人ですね」と言ってくれる人に対して騙そうと思わないように、小さなポイントでも構わないので何か褒めるということをしてみましょう。
秘訣9:敬意を持って接する
一度交渉を始めて希望金額を言ったのであればそれを取り下げてはいけません。それは販売者側の誠意を疎かにするということですので、価格交渉自体、あなたが興味を持った商品のみ行うということを心がけましょう。
秘訣10:交渉が終われば気持ちを切り替える
交渉が合意に達した場合でも達していない場合でも交渉終了後は気持ちをまたリセットしましょう。例え価格交渉がうまく行かない場合でも、売り手はあなたが嫌いで値段を高くしているわけではありません。個人的なこととは無関係にただ純粋に商売をしているだけですので、交渉終了後はこの地で出会えたことに感謝しながら、次に向かうようにしましょう。
以上、海外旅行時の現地の人との価格交渉10の秘訣でした。海外ではお互い見た目も言葉も文化も違いますが、同じ人間同士のコミュニケーションであるということは変わりません。売り手も買い手もお互いに気持ち良い買い物ができるように常に心がけていきたいですね。
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