太陽と見間違えることも?見つけるとテンションが上がる「幻日」

Posted by: 今井明子

掲載日: Mar 25th, 2015

太陽がいっぱい! 見つけるとテンションが上がる「幻日」

左右に見える小さな太陽

朝方や夕方、ふと太陽のほうを見ると、両サイドに小さく明るい光が見えることがあります。

真ん中の太陽に比べ、両サイドの光は細長いです。
この光のことを「幻日」といいます。

太陽がいっぱい! 見つけるとテンションが上がる「幻日」

よくみると、太陽の周りにある暈の円弧上に幻日ができていることがわかります。
太陽光が、太陽の周囲にある氷の粒でできた雲によって屈折することで起こる現象です。

通常は、太陽の両サイドにできることが多いのですが、片側にしかできないことも。
ときには、太陽の上下にできることもあります。
明るさはそのときによって違いますが、本当に明るいものは、太陽と見間違えてしまうほどなのだとか。

小さい虹として見えることも

幻日は虹色に見えることもあります。

普段見慣れた虹と違って、短くてかわいらしいです。

幻日が見えるのは、氷の粒でできた巻層雲(うす雲)、巻雲(すじ雲)があるときです。
日の出後や日没前など、太陽高度が低いときにできやすいので、もしそのような条件が重なったら、要チェックです。

もちろん、直接太陽を見ないようにだけは注意してくださいね!

[あおぞらめいと]

PROFILE

今井明子

Akiko Imai ライター・気象予報士

「団子より花」をモットーに、グルメよりは生き物や絶景を求めて旅するフリーライター。普段は医療系記事・育児&教育系記事・子ども向け科学本などを執筆する傍ら、気象予報士としてお天気教室の講師も務める。共著書に『気象の図鑑 (まなびのずかん)』(技術評論社)がある。

「団子より花」をモットーに、グルメよりは生き物や絶景を求めて旅するフリーライター。普段は医療系記事・育児&教育系記事・子ども向け科学本などを執筆する傍ら、気象予報士としてお天気教室の講師も務める。共著書に『気象の図鑑 (まなびのずかん)』(技術評論社)がある。

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