【日本の美味探訪】心に残る神奈川県のご当地グルメ３選

横須賀ネイビーバーガー

神奈川県のおいしいものとは？

港町の風情を感じる横浜や古都鎌倉、湘南江ノ島など魅力的なエリアが人気の神奈川県。東京都に並ぶオシャレな感じに惹かれる人も多いですね。中華街の本格的な中華料理や横浜のベーカリー、海に面したエリアゆえ新鮮な海鮮や家系ラーメンなど個性的な食に恵まれています。

神奈川県のグルメはたくさんありますが、あなたがおさえておくべき美味とは。

三浦市

「まぐろ」全国有数の水揚げ量

全国有数のまぐろの水揚げ量を誇る三浦半島の三崎漁港。室町時代から漁業が始まった三崎では、昭和の初めにはまぐろ漁が活況を迎え、やがて「みさきまぐろ」として名を轟かせました。東京からは電車で約1時間とアクセスもよく、日帰りで気軽に出かけられます。

三浦市三崎はまぐろの町で、脂がたっぷりのったまぐろの大トロや中トロ、赤身の鮨や、ごはんが見えないほど切り身がのったまぐろ丼など、まぐろを心ゆくまで味わえます。特に最高級品の本まぐろ（黒まぐろ）は濃厚な甘さで、口に入れるととろけるよう。「今日は、まぐろを食べに行こう」と三浦半島へ向かいたくなりますね。

神奈川県三浦市観光PR　「三崎まぐろ祭り年末ビッグセール」／三浦商工会議所

横浜・横須賀・川崎・相模原など

「サンマーメン」まかないから生まれたご当地ラーメン

神奈川県のご当地ラーメン「サンマーメン（生馬麺）」は、もともと調理人のまかない料理で、とろみを付けた肉そばが原形。生馬麺とは「新鮮でしゃきしゃきした」という意味の生（サン）と「上に載せる」という意味の馬（マー）から、新鮮な野菜や肉をサッと炒めてからとろみをつけ、しゃきしゃき感のある具を麺の上にのせたもの。野菜がたっぷりとれるサンマーメンは、身体に優しく、あんかけゆえ食べやすいのがうれしいですね。ラーメンだけでは物足りないお腹も、ボリュームのあるサンマーメンなら満足できます。

サンマーメンは5種類以上の具を使う決まりがあるそうですが、ほかには決まった定義はなく、スープは醤油味や塩味など、各店で異なるそうです。神奈川県民のソウルフードを、食べてみたいと思いませんか。

■参照記事
サンマー麺ってどんなラーメン？由来話 – かながわサンマー麺の会

王道 サンマー麺／naritasyokuhin

江ノ島

「しらす」釜揚げしらすやかき揚げも絶品

潮の香りが恋しくなったら、江ノ島海岸へ。そして、おなかが空いたら、江ノ島名物のしらすをいただきたいですね。特に「生しらす」は鮮度が命。朝の獲れたてを食べるために、多くの人が湘南を訪れます。

湘南地方のしらすの旬は年に3回とされ、4～5月の「春しらす」、7月の「夏しらす」、10月の「秋しらす」が旬の時期で、1〜3月は禁漁期間。新鮮な生しらすは生臭みがなく、つるんと口に滑り込むと甘さが口中に広がります。生しらすが獲れた日に水揚げから数時間しか提供されないので、旬の時期を狙って出かけましょう。

透明な生しらすも良いけれど、塩茹でした釜揚げしらすも絶品。揚げたてはふわふわで、生しらす以上の味というファンも。釜揚げしらすなら、時期を問わず食べられます。

たっぷりのしらすが入ったかき揚げも人気。江ノ島では、ほかにも「しらすパン」や「しらすピッツア」、「しらすアイス」、「しらすまんじゅう」など、個性的なしらすメニューが各所で用意されていますので、しらすの食べ歩きも面白そうですよ。

Shirasu Gozen_10 things to do in Kanagawa／かなチャンTV（神奈川県公式）

ボイメンの感動ごはん（ゴゴスマ）／12月20日放送／生しらす丼 ／神奈川県藤沢市江の島／CBC公式チャンネル

今回は、神奈川県のご当地グルメの一部をご紹介しました。ご当地グルメには、各地の名産や文化が詰まっています。ぜひ、旅の思い出に味わってください。まだ出かけるのが不安というあなたは、通販で取り寄せできるお店もありますから、ご自宅で楽しむのも良いかもしれませんね。

注意：2020年11月現在の情報になりますので、店内での飲食ほか詳細につきましては、直接店舗へお問い合わせください。

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。