(C)Bread Code
「Bread Code(ブレッドコード)」とは?
鎌倉の最高級パン専門店 recette(ルセット)の姉妹店、「Bread Code(ブレッドコード)」。ルセットがハレの日のパンなら、ブレッドコードの食パンは毎日食べてもらいたいパン、そんな想いで生まれたお店なのだそう。価格もルセットよりリーズナブルです。
とはいえ、一つ一つ丁寧にこだわりの材料で作られるのはルセット同様。
もっちり食パンと言えばブレッドコードの食パン
(C)Bread Code
「こんなにこだわってるパン屋はありえない!」というほどのこだわりで作られるブレッドコードの食パン。あえて手作業にこだわり、耳のおいしさにこだわり、高くても国産のよい材料だけを使用。耳のおいしさには特にこだわり、型にバターを塗って焼いているほどです。
こうして生まれる、小麦・砂糖・塩・酵母に至るまで100%国産素材で作られたプレミアム食パンのみを販売しています。
ブレッドコードの食パンはどこで買えるの?通販や予約はできるの?
本店は、鎌倉の坂ノ下。ほかに、鎌倉の小町通りに「生食パン専門店(Bread Code by recette)」、食パン販売所(鎌倉長谷店)があります。
通販はありません。電話・メールなどでの予約受付もなし。つまり、鎌倉の店舗、催事、イベントなどで直接購入するしか方法はありません。
坂ノ下の本店に並んでみました
今回は、週末に坂ノ下の本店に並んでみました。11時開店ですが、筆者が並んだ開店5分前にはすでに10人弱の列がありました。ちなみに、ブレッドコードの向かいには姉妹店のアップルパイ専門店【あっぷるぱい考太郎】があるのですが、そちらも同じく10人弱の行列。あちらも気になります・・・。
待っている間に何を買おうか思案します。ふんわり系食パンの鎌倉食パンと星の井食パンは14:00以降の販売なので、今回は断念。もっちり系食パンは生地がプレーンとリッチの2種。さらにプレーンは山型と角型があります。
ブレッドコードの食パンメニュー
ふんわり系食パン〜そのまま食べておいしい、ほんのり甘いふんわり食感〜
鎌倉食パン 680円 (税込)
(C)Bread Code
店一押し。おいしい食パンを食べ歩いた開発チームがプロデュース。そのまま食べてもトーストしてもおいしいバランスのとれたふんわり食パン。
※大きさ:ローフ型に約1斤分の生地量を入れて焼き上げています。
星の井食パン 780円(税込)
(C)Bread Code
鎌倉食パンをさらに進化させた夢の食パン。口にいれると溶けるような食感で、国産小麦なのにふんわりふわふわ。そのまま食べるのが最高においしい。
※大きさ:ローフ型に約1斤分の生地量を入れて焼き上げています。
モッチリ系食パン〜トーストして食べるのがおいしい、皮(耳)のおいしさがひきたつ食パン〜
山型食パン(プレーン) 880円(税込)
(C)Bread Code
バターなしの一番シンプルな生地ですが、型に塗ったバターの風味がパンの耳に移り、まるでバターが練りこまれているかのような味わい。トップの山の部分はパリッと香ばしく仕上げてあり、小麦の味と、部分によって異なる耳の食感が楽しめる山型食パン。
角型食パン(プレーン) 880円(税込)
(C)Bread Code
お客さんの要望が一番多かった角型食パン。山型と同じシンプルな生地を、バターを塗ったパン型に入れ、フタを閉めて焼きあげました。生地が山型より細かく、よりモッチリ感が楽しめる角型食パン。
角型食パン(リッチ) 980円(税込)
(C)Bread Code
素材はプレーンタイプと同じ、生地にバターを練りこんだ角型食パン。よりリッチな味わいで、耳がプレーンタイプより固くなるため、パン型は耳が厚くなる波型ではなく一般的なフラットな形になります。
※写真は全て1個(1.5斤の型に2斤分の生地を入れて焼きあげています。※1斤を340g以上として計算)
Mini Shokupan-ミニ食パン
(C)Bread Code
鎌倉観光のお供に、プレミアム食パンを食べ歩きたいとの要望がお客さんから多くあり、開発されたミニ食パン。
ミニ食パン(プレーン) 280円(税込)
山型食パン(プレーン)、角食パン(プレーン)と同じ生地を、バターを塗ったミニサイズのパン型に入れて焼いた食パンです。
ミニ食パン(リッチ) 320円(税込)
角型食パン(リッチ)の生地(バター入り)をバターを塗ったミニサイズのパン型に入れて焼いた食パンです。
まる食(3個入り) 480円(税込)
(C)Bread Code
まかない用として作っていた、食パンの余り生地を丸めて焼いたパン。スタッフや取材に来た人の間で絶賛され、せっかくだからと販売をすることに。あくまでも余り生地で作るので、大きさや種類はさまざま。どの種類の食パン生地で作ったまる食が入っているかはお楽しみ。
※こちらのパンは型に入れて焼いていないので、耳にバターはついていません。
海辺でミニ食パンを食べ比べ!
せっかくなので、焼きたてを食べ比べしてみたいと思い、今回はミニ食パンのプレーンとリッチを購入。茶色い袋がリッチで、白い袋がプレーンです。
まずはリッチからいただいてみます!一口めから、「ああ、これは特別おいしいパンだ」とすぐにわかる香りと食感。耳の香ばしさに、そのこだわりの深さを感じます。耳(皮)を味わう食パン、という意味がよくわかる。これはトーストすると格別だろうなあと想像しつつ、しかし焼きたてもまた捨て難し、のおいしさなのです。
もっちり感のある生地は、存在感があるのに口どけがよく、バターの風味も絶妙なバランス。まさに「世界に通じる日本独自のパンを作りたい」というお店の想いが凝縮されていると感じました。
次はプレーンを。これは・・・正直困りました。だいたい筆者は食べ比べをすると、明らかにこちらが好き、という好みがはっきり出るのですが、こんなにどちらも選べないほどおいしい、と思ったのは初めてかもしれません。
リッチよりはもちろんシンプルな味わいで、その分小麦のおいしさをストレートに感じます。毎日食べられる飽きのこないパンとして作られているということに、納得。トーストしてもおいしいだろうなあ、バターと蜂蜜をたっぷりかけて、いやいやとっておきのあんずジャムにも合いそう・・・と想像をかき立てられるのです。
ああ、ミニ食パンだけじゃなくて大きな食パンも買っておけばよかったと、青空のもと、海を眺めながら後悔したのでした。
ブレッドコードのパンは、冷蔵・冷凍保存しても味が劣化しないと評判なのだそうです。今度は絶対、大きいほうを2本買いです!
住所:神奈川県鎌倉市坂ノ下22-23
電話:0467-53-7307
営業時間:11:00~17:00 ※売り切れ次第終了
休業日:不定(HP上に告知)https://bread-code.com
[Photos by Aya Yamaguchi]