世界にもある回転寿司チェーン店
※写真はイメージです。
回転寿司、今では日本人の暮らしに欠かせない外食文化になりました。カウンターで握ってもらう高級寿司と、安くておいしい回転寿司、この二極化はしばらく続きそうですが、日本で生まれた回転寿司の文化、着実に海外にも伝わっています。
例えばアメリカのニューヨークでは、イギリス系の回転寿司チェーンである「Yo! Sushi 」が2017年(平成29年)にオープンして、大変なにぎわいを見せました。もしかすると、何かのニュースで見た記憶が残っているかもしれません。
パリには「KAÏTEN 」といった人気の回転寿司店がありますし、シンガポールにも回転寿司チェーン店の「SAKAE SUSHI 」があります。
こうした海外に広がった回転寿司の文化、現地ではどのように変化、あるいは進化しているのでしょうか?
メニューが斬新
韓国ソウルの回転寿司
海外の回転寿司チェーン店を見て、真っ先に驚く点が、メニュー構成。例えばイギリスの回転寿司チェーン店であるYo! Sushiのメニュー表を見ると、皿に並んで回ってくるメニューに、鶏肉の餃子やどら焼き(Dorayaki Pancake)、チキンカツカレー、たこ焼きなどがあります。
もちろん、鮮魚の寿司もありますが、欧米のチェーン店らしく、サーモンとマグロがメニューの中心。日本のように、その土地でとれるさまざまな魚介類が、あれこれと寿司に生かせる環境ではないはずです。
そのような環境の違いでもメニューにバラエティーを持たせるためでしょうか。巻き物、揚げ物などを織り交ぜながら、ベルトコンベアーの上をにぎやかにしているようにも思えます。
ちなみにシンガポールに駐在経験のある、あるいは旅行経験のある日本人には有名なシンガポールのSAKAE SUSHIにも、コーン寿司など変わり種のメニューがありました(コーン寿司はそれほど変わり種ではないという意見もあると思いますが)。
外席で寿司を食べる
※写真はイメージです。
日本の回転寿司店と言えば、店内の設計はだいたい一緒です。ベルトコンベアーに向かってカウンターのように座る席と、郊外型の店舗の場合は特に、ベルトコンベアーに接したボックス席のようなスペースが組み合わされている場合が多いはずです。
しかし、この店舗デザインも、海外の回転寿司屋の場合はちょっと異なります。例えばパリで人気のKAÏTENには、なんとパリらしく外席があります。つまり、店舗の外に路上に接する形で席があり、屋外の雰囲気を楽しみながら、寿司を楽しめます。
もともと江戸時代、日本でも寿司は屋台など外で食べました。外で食べてはいけない理由など一切ないのですが、今の日本人の標準的な考えでいうと、寿司は室内で食べる印象がありませんか?
そもそもパリの人は外席での食事を楽しむ習慣が強いですから、自然とこの形が選ばれたのかもしれませんね。
回転寿司でワインが飲める
※写真はイメージです。
最後はドリンクについて。寿司と一緒に飲む飲み物といえば、緑茶、お酒でもビールといった感じでしょうか。ヨーロッパや北米の回転寿司店では、当たり前のようにワイングラスで、寿司に合わせて赤ワイン、白ワインを飲む姿が見られます。
店舗の内装も異なります。日本の回転寿司の場合は、和風建築の雰囲気に漁港の雰囲気をプラスしたようなつくりになっていますが、諸外国(特にヨーロッパ、北米)の場合は、変にスタイリッシュすぎたり、過剰にカラフルだったりと、様子が異なります。
その中で、当たり前のようにワインと一緒にすしを食べるのですね。ただ、言われてみるとワインと寿司、すごく合いそうですよ。日本の回転寿司店ではワインが出てこないお店の方が主流ですから、自宅に持ち帰ったときなどは、一緒に楽しんでみてもいいかもしれませんね。
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Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(
https://hokuroku.media/ )創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。
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