新しい旅「マイクロツーリズム」のすすめ
2020年3月12日、山口県・長門湯本温泉に開業した温泉旅館「星野リゾート 界 長門」は、Withコロナ期における新しい旅のあり方として「マイクロツーリズム」を推進し、さまざまな取り組みを行っています。
遠方や海外をイメージする「旅」に対して、あえて近距離圏内を訪れる「マイクロツーリズム」。山口県の良さにあらためて触れて愛着を感じ、新たな発見ができるなど、これまでとは異なる、気付きに満ちた旅を楽しめます。
3密回避や衛生管理が徹底的に行われた安心な温泉旅館に宿泊し、地元でおなじみの「ふぐ」を使った会席料理、毎日開催するご当地楽「大人の墨あそび」などを通じて、地元を再発見できる1日を過ごせます。また、気軽に素泊まりができる「温泉休息プラン」も用意されています。
「界 長門」のマイクロツーリズムの見どころ~2020年から2021年冬~
冬のおもてなし 冬の特別会席「ふぐと牛の源平鍋」
この冬、特別会席の“台の物”では、秋から冬にかけてが旬と言われる“ふぐ”を使用した「ふぐと牛の源平鍋」を楽しめます。ふぐ料理でおなじみの「てっちり」を界 長門風にアレンジし、火鍋を模した鍋でいただきます。中国地方では特産物のみかんを鍋に入れて食すことから、みかん鍋でふぐを味わいます。ふぐの出汁とみかんのさわやかな風味があいまって、さっぱり風味のお鍋を堪能できます。
ご当地楽「大人の墨あそび」
ご当地の文化を体験する「ご当地楽(ごとうちがく)」として、「大人の墨あそび」を行っています。山口県の伝統工芸「赤間硯」で墨をすり、芳香を感じ、墨の質の良さを体感し、扇形の和紙にそれぞれの思いを綴ります。
江戸時代には、献上品として赤間硯が使われており、原料となる採石用の山は藩主の命があった時のみ採掘が行われていたそうです。長州藩の名産として簡単には入手できなかったこの硯は、粒子が細かく、発色や伸びが良い墨汁を得ることができるため、松下村塾の師でもある吉田松陰も愛用していた、と言われています。
ご当地部屋「長門五彩の間」
山口県の武家文化を生かした客室は、藩主が休む寝室をイメージして造られています。寝台は一段高くなっており、格子状の囲いとベッドボードの徳地和紙が配され高貴な雰囲気が漂います。「五彩」とは、客室を彩る5つの要素、山口の伝統工芸「徳地和紙」「萩焼」「萩ガラス」「大内塗」、そして「窓から見える四季折々の景色」を表現しています。音信川(おとずれかわ)のせせらぎに耳を傾けながら、地域の文化を感じられる空間です。
会席料理の一品 先付「烏賊の二色和え 生うに添え」
地元でおなじみの烏賊を生かした一品を味わえます。日本料理では使われることの珍しい食材“烏賊の墨”を用い、烏賊の墨煮に大葉で和えた新鮮な烏賊の細切りと合わせました。添えられた雲丹が旨味を増し、味わい深い烏賊の墨と共に味わえば、烏賊の新しい美味しさを堪能できます。
おすすめプラン
2 冬の特別会席「ふぐと牛の源平鍋会席」
期間:2020 年9月1日~2021年2月28日 ※一部除外日あり
料金:35,000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料込・税別)
含まれるもの:宿泊、夕食(特別会席)、朝食
予約:施設公式サイトにて予約受付
URL:
https://kai-ryokan.jp/nagato/最高水準のコロナ対策宣言
URL:https://www.youtube.com/watch?v=0zNO6Lgyxas&feature=emb_title
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ロザンベール葉
主に横浜・東京で育ち、縁あって京都に在住。美術書出版社勤務を経て、フリーランスライター歴20年余り。フランス人のパートナーと共に、フランスとイタリアを中心に気ままな旅をする。海はどこも好きだけど、「地中海」という響きに憧れる。マイペースが好き。
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