日本とハワイをつなぐハワイアンカフェ「Aolani Parlor」のプチスイーツで南国気分【熊本市並木坂】

日本とハワイの交流を生む「Aolani Parlor（アオラニ パーラー）」

2020年8月に並木坂にオープンした「Aolani Parlor（アオラニ パーラー）」。

訪れた冬の季節、満面の笑みで店員さんが迎えてくれました。

店内は並木坂の通りが見える窓際席、奥にはテーブル席とソファー席があり、落ち着いた雰囲気。ハワイで買い付けた雑貨類がアロハ気分を高めていました。

代表の秋築さんは熊本市ご出身ですが、ひいお祖父さまがハワイに移住され、現在5世まで受け継がれているそうです。

気になる「Aolani（アオラニ）」という店名も、ホノルルで歌手として活躍中の親戚の女性「AOLANI SILVA（アオラニ シルヴァ）」さんのお名前が由来とのこと。

（アオラニ シルヴァさんのinstagram：@aolanisilva_official）

また、ハワイの言葉で「アオラニ」とは“青空を心地よく流れる雲”という意味もあるそう。店名には温かな物語が隠れていて、大切なルーツであるハワイのご家族から教わった伝統的な料理やおやつ、ハワイの自然やALOHAの精神や習慣などをお届けしています。

熊本で味わうハワイアンメニュー

季節の果物と生クリームたっぷりの看板メニュー「パンケーキ」や、ハワイの家庭デザートであるココナッツフレーバーのプリン「ハウピア」などスイーツ系に、「ヒレサイコロステーキランチ」「ハワイアン シュリンプカレー」など、お料理も充実。

熊本阿蘇の「大塚牛」と和泉町の「火の本豚」の合い挽き肉を使った手作りハンバーグの熊本版「ロコモコ」など、熊本とハワイが融合したメニューまで（宅配・テイクアウト可能）。

ハワイのクラフトビールやカクテルなどドリンクもカラフルです。

ビビッドな紫のソフトクリームを実食！

そんな中、外看板のメニューで見つけた「濃厚ソフトクリーム」。ミルク（390円・税込）、ウベ（450円・税込）、ミックス（430・税込）の3種類あり、店内でもいただけるので実は人気のスイーツなのです！

こちらは「ミックス」。阿蘇「大塚ファーム」の絞りたて新鮮ミルクの自家製ソフトクリームは、牛乳が甘くて濃厚でさっぱり！

ハワイでも人気の「ウベ（紫芋）」は発色が鮮やかです！たいていの紫芋のスイーツは藤色ほどの色合いですが、この紫の映え方には驚きます！ミルクの甘みに負けない紫芋の濃い味と風味は、ミルク味と混ざるとさらにマイルドに。

ソフトクリームの白と紫、アイシングクッキーの黄色、コーンの黒色の南国カラーに元気がでました！

プチ？！パンケーキのサンドも実食！

人気の「パンケーキ」は、テイクアウト用の「ハワイアンパンケーキバーガー」（写真）もありますが、外看板でちょっと食べたいパンケーキスイーツも発見したので紹介します。

ミニサイズのパンケーキでアイスを挟んだ「パンケーキアイスサンド」（150円・税込）。パイン・マンゴー・ミックスベリー・バニラの4種類ありますが、この日はパイン以外が選べたので「ミックスベリー」をいただきました。

お手頃価格なのに想定外の立派なバーガー！

しっかり生地のパンケーキはフワフワで、ほんのり甘くこれだけでも美味！カスタードのように濃厚なアイスに、苺・ラズベリー・クランベリー・ブルベリーの冷凍果実がゴロっと入って、一粒一粒をしっかり味わえます。

だんだんアイスが溶けてパンケーキに染みこみ、少ししっとり。最後までふわっと食べごたえあり、“プチ”とは思えない満足感でした！

持ち帰りスコーンでハワイ気分を延長

ショーケースには、ナッツやフルーツを混ぜ込んだ「スコーン」（1枚120円〜）もあり、お土産にもぴったり。

熊本の並木坂で出会ったハワイアンカフェは、ホノルルのアオラニさんの歌声にのって現地の空気が届いているよう。穏やかで、家族愛や人間愛の感じられる、ぬくもりの空間でした。

［all photos by kurisencho］

PROFILE

kurisencho

kurisencho ライター

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。