起源はドイツパン、“手作りのこころ”を届けるパン屋さん「Cascade(カスカード)」
昭和36年、日本にパン食が根付く前、ドイツから来日されたマイスターであるシモンさんとフーリーさんご夫妻の指導のもと神戸に創業した「カスカード」。日本人の嗜好や時代に合わせ進化しながら、ドイツの心を引き継いだシモンさんの伝統的製法に基づいたパンのほか、店舗限定のパンもあり、訪れる楽しみがあります。
今回訪ねた「カスカード ゲートウォーク店」は朝から夜までオープンしており、横長のお店には種類豊富なパンが並んでいます。
人気No.1「エッグロールパン」をはじめ、1日400個以上揚げる「自家製NEWカリーフライ」、1日180個限定北海道十勝産小豆の「あんフライ」など、朝から揚げ物や総菜系パンも充実。
名古屋初登場のパンを皿にサラダを主役にしたオープンサンド「サラパン」や、「自家製NEWクリームパン」「三色あんぱん」のスイーツ系、生クリームと林檎の甘露煮をサンドした「シュクレ」や「コルネ(ショコラ・カスタード)」など生菓子系(100円台〜)と、焼き立てパン150種類以上を常に提供できるよう心がけているそうです。
隠れ名物「マンデルエッケ」を実食
シモンさんオリジナルの「マンデルエッケ」(200円・税抜)。アーモンド・蜂蜜・バター・水飴を使った菓子パンで、きれいな正三角形をしています。
照りの良いスライスアーモンドをびっしり敷いて、周りをミルクチョコレートがコーティング。
一見甘そうに見えますが、一口いただくとそのイメージは覆されました!
サクッと歯切れよく、スライスアーモンドはヌガーのようにねっとりしていますが、歯につかず、甘すぎない。サクサクが重なり食感は軽く、ナッツのコクある甘みが広がります。全体的に優しく仕上げて食べやすく、食後のちょこっとおやつにピッタリ!
朝から冷蔵ケースに並ぶ光景に最初驚きましたが、お惣菜パンと一緒に購入する方が多いそうで納得のお味でした!
名古屋でプチドイツ旅気分を
壁沿いのイートイン席はアクリル版で仕切ってあり、ふらっと食べるのにも便利。壁には煉瓦と街並みが描かれ、まるでドイツにいるような心地に。
また、モーニング(6時40分〜10時)では、パンの合計300円以上で、コーヒー・紅茶(260円)が100円になるというサービスも!モーニング文化のある名古屋に着いたら、まずはドイツのパンで旅をスタートしてみるのも良いですね!
住所:愛知県名古屋市中村区名駅1-1-2 ゲートウォーク内
電話:052-583-0652
営業時間:6:40~22:30
定休日なし
交通:地下鉄東山線「名古屋駅」「名鉄名古屋駅」より徒歩約1分、JR・近鉄「名古屋駅」より徒歩約5分
HP:http://cascade-tokai.com/
[All photos by kurisencho]