東京都品川区の戸越に登場したのは、おむすび専門店の「お米や」。オープンから約半年を経て、今では外国人にも人気のスポットとして注目を集めています。
おむすび
おむすびという名は、手できゅっきゅっと握って、お米同士をくっ付けて作ることからきています。「結び」は縁起物にもよく使われる言い回しでもあり、おむすびというネーミングは日本独自の感性に根差したものだとも言えるでしょう。
おふくろの味と呼ばれるとおり、おむすびは作り手の優しい思いを乗せて、ふんわりと丸い形をしています。口に入れると絶妙な具合でほろりとほどけ、食べればじんわりと心が温かくなるものです。
お米やはデザイン会社のOWAN INC.が手がけるイマドキのおむすび屋。豊かな表現力を持つお米の魅力を発信することと、地域や商店街の再生もテーマに盛り込み、お米やをスタートさせたそうです。
季節のまぜごはんや精米も販売しています。
外国人旅行客もチェックしているお米や
日本人なら誰でも昔から親しんでいるおむすび。新しさとは対極の存在なのに、現代のデザイン性が加わったお米やのおむすびは不思議な新鮮さを発しています。日本に来た外国人旅行客も、おっ!大発見とばかりに、思わず立ち寄ってしまうというのも頷けますね。
外国人旅行客が興味を持つのは、日本人にとって意外なものも多く、たとえば居酒屋や商店街など、普段着姿の日本が楽しめる文化だとも言います。最近では、お米やのおむすびを食べにやってくる外国人旅行客も増えてきているのだとか。ライスボール、という響きもステキですが、おむすび、という言葉も世界に浸透するといいですね。
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