コメダ珈琲店の植物性１００％喫茶店「ＫＯＭＥＤＡ ｉｓ □」から念願のシロノワール誕生！【実食ルポ】

「地球とくつろぐ喫茶店を」がコンセプト

環境のため動物性食品に頼らないプラントベース（植物由来）の食スタイルが注目される中、コメダ珈琲店のサステナブル（SDGs）な取り組みとして2020年にオープンした「KOMEDA is □（コメダイズ）」。

銀座・歌舞伎座の少し先、銀座松竹スクエアの1階、森の喫茶店のような佇まいです。

アラビカ種100%のサステナブルなコーヒー「コメダブレンド」をはじめ、ドリンクからお食事やスイーツまで植物性100％。

「お肉を休む日を、つくろう。」を提案し、お米、米粉、大豆などを使ったオリジナルメニューが並びます。

コメダ珈琲店と同様、ドリンクを頼むとトーストがサービスされる「モーニング（開店〜11時）」もプラントベース。トーストも植物由来で、バターではなく“ぬる豆乳”を塗り、さらに6種のトッピング（ジャム・ごまコンフィ・小倉あん・豆乳クリームチーズ・季節のスープ・季節の一皿）が付いています。また、レジ横では提供される植物由来のパンも販売されています。

1周年記念に「プラントベース シロノワール」誕生！

1977年の販売以来愛される「シロノワール」は待ち望む声も多く、試行錯誤から約1年かけ遂に完成。

「プラントベース シロノワール」（単品880円・税込）。デニッシュパンに豆乳で作ったソフトクリームを山盛りにのせ、赤いラズベリーをトッピング。コメダ珈琲店の「ミニシロノワール」と同じサイズが通常サイズです（ワンサイズのみ）。

冷たい豆乳ソフトクリームは濃厚な口当たりで甘くまろやかで、豆乳がふくよか。温かなデニッシュに冷たいソフトが溶けるハーモニーは出来たてだからこそのおいしい瞬間です。

自社パン工場の職人さんが手作業で折りたたんだ64層のデニッシュ生地は、サクッとした食感を出すふくらまし方が難しかったそう。外側の生地はサクッと、中へ行くほどしっかりとした食べごたえ。バター不使用で、豆乳マーガリンのシートを生地の間に敷いて、重くない後口に仕上げてあります。

ソフトをデニッシュの表面から染み込ませたり、デニッシュを横に割いて生地の中に直接ソフトを染み込ませたりと、おいしい食べ方を店長の中村さんが教えてくださいました。実行すると、ソフトがよく染みてジュワッとフレンチトーストのよう！

サトウカエデの樹液100％のメープルシロップも別添えされ、お好みの量を追加して味わえます。澄んだ黄金色のメープルが全体をマイルドな甘みで包み込むので、たっぷりかけるのがおすすめです。

時間によって変化する温度・食感・甘みを楽しめるヘルシーなシロノワールです。

環境を思った空間でくつろごう

コメダ珈琲店と同じ素材のソファー席はもちろん座り心地良く、古材から再生した木のオブジェ、廃ガラスを再生した照明など、リユース・リサイクルした内装は緑も多く環境にもやさしい。

アレルギーの方や健康を気にする方も安心して過ごせる、心も体もほっとするくつろぎ空間で、プラントベースのシロノワールを味わってみませんか？

［All photos by kurisencho］

PROFILE

kurisencho

kurisencho ライター

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。