東京・六本木で稲刈り!?
六本木ヒルズのほぼ中央に位置する「けやき坂コンプレックス」の屋上庭園は、六本木とは思えないほどの樹木や水田、菜園が融合しています。通常は非公開エリアとなっていますが、例年コミュニティ活動の一環として、地域文化と食文化を発信すべく、近隣住居者や六本木ヒルズワーカーと一緒に田植えや稲刈りを行っているのだそう。
今年度は鳥取県とコラボし、5月に田植えを行った「星空舞」と「古代米」の稲刈りが行われました。残念ながら新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、関係者のみで収穫することになりましたが、稲は立派に育ち、稲刈りや稲束作り、はざ掛けなど、都会では見ることができない秋の田園風景を、ビルが続く東京の風景の中で眺めることができたのでした。
星空舞ってどんなお米?
鳥取県は、19の市町村どこからも天の川が見え、流星群の時期など関係なく流れ星が見えやすく、環境省が実施した「全国星空継続観察」では、何度も一位に輝くほど星自慢の場所。そのため、別名「星取県(ほしとりけん)」と名乗っています。「星空舞」は、そんな鳥取県の星のように透き通り、輝くお米ということで名付けられ、2018年に誕生したばかりの新しいお米なのです。
なんといっても気になるのはそのお味。「星空舞」には、3つの特徴が挙げられます。
その2:粒感があり、適度な粘りのあるはね返るような食感
その3:水を抱き込む量が多いため、冷めた後も瑞々しさが続き、食感が変わらずおいしい
近年トレンドの“しゃっきり系”に分類され、そのまま食べることはもちろん、おかずの味をより一層引き立ててくれるのだとか!
焼肉との相性が抜群!
中でも焼肉との相性がよいということで、筆者も今回、肉質日本一に輝いたという「鳥取和牛」とともに試食させていただきました。
ジューシーなお肉の旨味が一気に口の中に広がり、その柔らかさとともにさすがの存在感。しかし、「星空舞」も負けていません。口の中で、しっかりとしたお米の粒を感じ、さらに噛み続けることにより、甘味がどんどん広がっていきます。不思議なことに後味はスキッとした印象があり、味の濃い焼肉のタレとの相性は抜群。また、今までには感じたことのない、弾むような食感やしっかりとした粒感にとても感動したのでした。
焼肉だけじゃない!「星空舞」に最適な鳥取グルメ
この「星空舞」によく合う鳥取県グルメも気になるところ。ということで、鳥取県庁・星空舞担当者がおすすめする「ご飯のお供」ランキングをご紹介します!
日本海で収穫した天然わかめを、板状に並べて乾燥させたといういたってシンプルな「板わかめ」。味付けは一切しておらず、シンプルだからこそ素材のおいしさが光ります。ほどよいわかめの塩味と、パリパリ食感がヤミツキに。ご飯にのせる際には、細かく砕いてあたたかいご飯に振りかけてどうぞ。
価格:1,280円(30g)
真冬の山陰地方で生活の知恵から生まれた糀漬け。旨味がぎゅっと詰まったスルメとやさしい糀の味が、素朴ながらもご飯によく合います。
価格:390円(120g)
日本海で獲れた新鮮なホタルイカを一杯ずつ丁寧に下処理し、こだわりの醤油だれに漬け込んでいます。大ぶりなサイズ感も食べ応えあり。つるっとした食感と旨みたっぷりな味わいは、ご飯のお供にぴったり!
価格:346円(130g)
漬物専用の小玉スイカ「源五兵衛すいか」の醤油漬けです。パリッとした食感と醤油だれが、星空舞ご飯の粒感や甘みによく合い、ついついご飯をおかわりしたくなるおいしさです。
価格:490円(140g)
らっきょうとちりめんじゃこを豆板醤とコチュジャンで味つけした生ラー油。らっきょうは、全国屈指のらっきょう産地・鳥取市・福部町のものを使用。シャキシャキの食感とともに、しっかりと旨辛味が染み込んだじゃこは、噛むごとに旨味が口の中に広がります。しっかりとした辛さとラー油のコクが、クセになるおいしさ!
価格:788円(100g)
これらは、新橋にあるアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」で購入することができますよ。
住所:東京都港区新橋1-11-7 新橋センタープレイス1F/2F
HP:https://www.torioka.com/
※金額は税込。とっとり・おかやま新橋館の価格は時期によって変動します。
六本木ヒルズ内の飲食店舗では、11月19日(金)〜12月2日(木)の期間、鳥取県の食材を使用したコラボレーション企画も実施予定だとか。アンテナショップや六本木ヒルズなどで、鳥取県のおいしい料理や食材でプチ旅行気分を味わうのも、新たな楽しみとなりそうです。ツヤツヤと輝く「星空舞」の上になにをのせて食べたいですか・・・!?
住所:東京都港区六本木6-10-1
電話:インフォメーションセンター(総合案内)03-6406-6000(10:00~21:00)
HP:https://www.roppongihills.com/
[Photos by koume]