第1問
こちらはこの国の南部にある成層火山。標高は2,660m。一見、富士山と富士五湖にも思えてしまう風景ですが、日本からはるか彼方遠い大陸に位置します。
この国では1846年よりドイツからの移住者が流入し、文化や人種の形成に影響を及ぼしました。湖畔にあるこの街はドイツ式建築も数多く点在。山と海を望める避暑地として知られています。さて、どこの国かわかりますか?
正解は「チリ」でした。左右対称の稜線といい、頂上に雪が積もる景観といい、日本人ならば富士山に見間違えてしまいそうな佇まいですね。チリで暮らす日本人の間では“チリ富士”という愛称で親しまれているそう。
湖畔の街はプエルトバラス。1846年から1914年の間にチリに約3万人のドイツ人が移住し、現在では50万人がドイツ系移民の子孫であるといわれています。この街においても彼らの子孫が多く居住。独特のドイツ式建築も人気観光名所に。
第2問
この国は多種多様な地形から成り、主要な島の約3分の2は低地。高地や山岳地帯のほとんどが北部に集中しています。こちらの山も北部に位置。同国の最高峰ながら標高1,344mと低いのもヒントです。
勾配は比較的緩やかで、初心者でも登りやすいのが特徴。登山者は年間10万人にも上ります。山頂からは周辺の山々や大西洋まで一望可能。さて、どこの国かわかりますか?
正解は「イギリス」でした。イングランドはそのほとんどが低地であり、イギリスにおける高い山上位TOP10はすべてスコットランド内にあります。「ベン・ネヴィス」はスコットランドの最高峰にして英国の最高峰。北側の斜面は険しく約700mにわたって岸壁が続き、ロッククライミングの名所としても有名。
第3問
この国は世界最多の島数を有する島国。こちらは首都がある島の東部にある複合火山です。山頂にあるターコイズブルーのカルデラ湖は世界最大の酸性湖。
この火山の名を世に知らしめているのが夜間に出現する青い炎。ナショナル・ジオグラフィック誌が紹介したことにより、観光客が急増。ガスには有毒物質が含まれるため、見学にはガスマスクの着用が必須です。
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正解は「インドネシア」でした。ジャワ島東部にあるのは「イジェン火山」。火口の亀裂から噴出する硫黄ガスが空気に触れて発火することで、青い炎が生み出されます。炎はおよそ600℃で火柱は5mにも達するそう。その幻想的な情景から“ブルーサファイヤ”という愛称に。
以上、山の写真から推察する世界クイズでした。気になる山はありましたか? 次の旅先選びの参考になればうれしいです。