第1問

まずは初級編から。こちらはヨーロッパにある山脈の高山のひとつ。標高は4,478m。4つの斜面をもつピラミッド型であるのが特徴。山頂は隣国との国境が通っています。

こちらは麓に広がる村。三角屋根の家屋が並ぶ風景はこの国を象徴する一コマ。日本人からも人気が高い観光地で、日本語のインフォメーションセンターもあるほど。さて、どの国かわかりますか？

正解は「スイス」でした。山の名称は「マッターホルン」で、アルプス山脈の主要峰のひとつ。山頂にはイタリアとの国境が通ります。麓の村はツェルマットで、マッターホルンの玄関口として知られる山岳リゾート。スイスを代表する観光列車「氷河急行」の始発駅としても名を馳せます。

第2問

こちらはこの国の最高峰の山で、頂上の標高は2,256m。霧によって山々が青みがかって見えることが山の名の由来です。

この山の名を世に知らしめているのは、こちらの植物の実にほかなりません。赤く熟した状態で収穫され、さまざまなプロセスを経て、とある嗜好品となります。さて、どこの国かわかりますか？

正解は「ジャマイカ」でした。山の名称は「ブルーマウンテンピーク」。カリブ海に浮かぶジャマイカは熱帯気候ですが、標高が高いため山間は大変涼しく、避暑地としても人気を集めます。ハイカーやキャンパーの楽園との呼び声も。

高級コーヒー豆「ブルーマウンテン」は標高800〜1,200mで生産されたもののみが、その名称を使用できると定められています。ジャマイカ政府が徹底的に栽培の管理をしていること、さらに限られたエリアでしか栽培できないため収穫量が少ないのも高額な理由とされます。

第3問

最後の問題です。こちらは「地球上で最も円錐に近い」と称される山。上部およそ2,000mは完全に氷河で覆われているのが特徴。活火山であり、2020年1月には大噴火したことでも話題を呼びました。

この山があるのは最果てともいえる極寒の地。某国の飛び地の半島から延びる列島の最高峰でもあります。さて、どこの国かわかりますか？

正解は「アメリカ」でした。山の名称は「シシャルディン山」。アラスカ半島からロシアのカムチャツカ半島にかけて約2,000kmにわたって延びる列島に位置します。全体が雪に覆われたその佇まいは荘厳ながらどこか優美。まさに秘境の山という言葉が似合います。

以上、山の写真から推察する世界クイズでした。気になる山はありましたか？　次の旅先選びの参考になればうれしいです。
 

Nao

Nao ライター

メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。