実はナレーションも担当!?新雑誌『起業時代』のCM
2022年1月18日、東京都内の秋葉原UDXシアターで行われたCM発表会に登壇したヒロシさんは、完成したCMを前に「なんで僕がCMに起用されたんだろうね?」と謙遜しながらも、この日、ゲストMCを務めたお笑いコンビ「ウエストランド」のお二人から「めちゃくちゃカッコよかったです。僕らが知っているヒロシさんとは違う一面が見られる」と大絶賛されると、「黒髪にすると年相応だね。今月で僕も50歳になるから」と照れ笑いしながら、「これね、ナレーションも僕がやってるんだよ」と、知る人ぞ知る(!?)美声もアピールしていました(CM「はじまりの海」篇、「心の檻」篇でチェックしてみてください!)。
個人事務所を運営するヒロシさんがやったこととは
実は2015年に個人事務所「ヒロシ・コーポレーション」を設立し、社員2名、タレント1名を抱える芸能事務所の社長でもあるヒロシさん。
イベントでは「起業家の大先輩」であるヒロシさんを囲み、子ども用の靴のサブスクサービス「Kutoon」の谷口昌優さんとシュール手芸作家のころとろさん、雑誌「起業時代」の井口侑紀編集長とトークセッションも開催。
ヒロシさんは「僕、ホリエモンさんじゃないのよ……」と重責に戸惑いながらも、「認知の拡大に悩んでいる」という谷口さんから「売れるまでにどんなことをやりましたか?」と質問されると「思いつくことは全部やりました。テレビに出るために、『ヒロシです。』の自虐ネタを考えて、自分で録画して、テレビ局に勝手に送り付けたりとか、単独ライブを行う際にはポスターに自分の携帯番号を書いて、チケットを手売りしたりとか。お金のかからない方法で、やれることは何でもやってみたらどうでしょう?」とアドバイス。
シュール手芸作家の“ころとろ”さん(右)と新雑誌「起業時代」の井口侑紀編集長(左)
また、WEBデザイナーとして生計を立てる傍ら、シュール手芸作家として起業した“ころとろ”さんには、「二足のわらじで全然良いと思います。やらなければならないこともやりながら、好きなことをやっていけたらいいんじゃないかな」とエールを送っていました。
今年の抱負は「休」
さらに社長として今年の抱負を聞かれると、「休」の一文字をフリップで発表したヒロシさん。
「2、3年前から掲げている目標なんだけど、休みたいのよ。忙しい。もうちょっと好きなことをする時間を増やしていきたい。そのためには努力が必要だからずっと忙しくしてきたけど、今年こそは休みを増やして、大好きなキャンプに行ったりしたい」と切実な願望も。
その上で、「あとひとつ大切なのはね、休の字に横棒一本足すと体。体が資本だから。“休”と“体”。僕も50歳らしいことを言うようになったでしょ」と、1月23日に満50歳の誕生日を迎えたヒロシさんは、笑顔で締めくくりました。
イベント終了後に行われた囲み会見では、起業のきっかけについて「自分でやりたいようにやりたいというのが一番大きかった」と話していたヒロシさん。「当時は一発屋と言われていて、仕事も何もなく、失うものが何もなかったから」と赤裸々に明かしながらも、「起業して苦労したことは?」という質問には「全部、自分でやるので大変。契約書を書いて、それを弁護士に出したりがめんどうくさい。仕事をしたのにお金を払ってくれない会社があったりもした」と思わぬ苦労も告白。
社長としては「自分が働かなくても、収入を得られるシステムを作りたい」と本音ものぞかせつつ、「あと10年したら60歳。好きに生きたいんですよ。昔は50歳で仕事をやめると思っていたけど、今年もぬるっと忙しいんだろうな。結局、このままぬるっと死んでいくのかな。本当はスパッと辞めて南の島で暮らすとか憧れているんですけど、なかなかそこにはいかない。仕事しながらぬる~っと死んでいくんでしょうね」と思いを巡らせていました。
- 書籍名:起業時代(読み:きぎょーじだい)
- 発売日:2022年1月19日(水)
- 販売場所:全国書店・コンビニ・Amazonなどネット書店
- 価格:定価660円(本体600円+税10%)
- 今後の刊行予定:年2回(1月,7月)
- 判型:A4変形/116ページ
- 発行:freee出版
- URL:https://www.freee.co.jp/publishing/book/kigyojidai/