小豆島の寒霞渓にある通称「1億円トイレ」とは?【編集部ブログ】

Posted by: TABIZINE編集部ブログ

掲載日: Sep 18th, 2022

世界でも最先端とされる日本のトイレ。自動的に便器を除菌や泡洗浄したり、脱臭機能、抗菌機能、自動でフタが開く機能、公衆トイレで空室がわかる機能など日々進化しています。今回ご紹介するのは、香川県・小豆島の寒霞渓で出会った通称「1億円トイレ」。ここ数十年の日本のトイレの進化を痛感するきっかけになりました。

TABIZINE編集部の山口です。

世界の中でも最先端だと言われる日本のトイレは、機能的できれいだと評判ですよね。以前香川県の小豆島を旅行したとき、通称「1億円トイレ」というものに遭遇しました。

1990年に建設された通称「1億円トイレ」

寒霞渓は、香川県・小豆島の瀬戸内海国立公園ほぼ中央に位置する渓谷。日本三大渓谷美のひとつとして賞される絶景が望めます。「1億円トイレ」は、ロープウェーで向かった山頂にありました。

入り口は普通のトイレ。中に入ると……

たしかにきれいなトイレです。けれど1億円から想像するイメージとは少し違うような……そう思っていると、納得の説明がありました。

当時は新鋭だった設備

当時、観光地のトイレといえば「暗い」「臭い」「汚い」といったイメージがよくありましたが、当社はそれを払拭し観光客の皆さまに心地よくご利用いただくために、このトイレを建設しました。

(寒霞渓ロープウェー掲示より一部抜粋)

建設当時は新鋭だったという、冷房完備、床暖房、ウォッシュレットなどの設備。確かに、ここ最近のきれいなトイレの多さにすっかり忘れていましたが、30年以上前、観光地の公衆トイレはきれいではなかった記憶があります。

その記憶と照らし合わせれば、このトイレは確かに安心して使える快適さがありました。

寒霞渓で幸せ祈願のかわらけ投げもおすすめ!

そして寒霞渓の一番の見どころは、山頂駅付近に2ヶ所ある展望台からの、見晴らし抜群のこの絶景。天気のいい日には、眼下に広がる内海湾、瀬戸内海、さらには四国の山並みまで見ることができるそうです。

幸せ祈願のかわらけ投げ(1組200円)もできるんです!

おわかりになりますでしょうか? 左下に丸い輪があるのを。あの輪の中を狙って、かわらを投げます。

図解すると、こういう感じです。

ちなみに、筆者は1枚も輪の中を通すことはできませんでした。残念……。

寒霞渓は日本書紀にも記述がある景勝地。四季折々の美しい景色も、安心で快適なトイレも、これからも失われませんように。

瀬戸内海国立公園 寒霞渓(かんかけい)
山頂駅 香川県小豆郡小豆島町神懸通乙168
https://www.kankakei.co.jp

 


 

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