根っこまで丸ごと味わう「せり鍋」【宮城県】
写真提供:宮城県観光プロモーション推進室
「春の七草」で親しまれている「せり」は、宮城県の在来野菜で、生産量は全国でもトップクラス。そのせりを根っこの部分まで丸ごと使い、和風出汁で鶏肉や鴨肉と共に味わう「せり鍋」がおいしく食べられる時期です。
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せり鍋を食べる時のポイントは、せりを煮すぎないこと。シャキシャキとした歯ざわりと豊かな風味、根っこの旨味を楽しむには、根っこは20秒くらいさっと茹で、葉や茎はしゃぶしゃぶ感覚でいただくのがおすすめです。
「仙台せり」と並ぶブランドせり「河北せり」の産地、石巻市では、2023年2月28日(火)まで、「石巻せりフェア」を開催中。河北せりと牡蠣のヘルシー魚介せり鍋「石巻せり鍋」を中心に、さまざまなせり料理も楽しめます。
開催期間:2022年11月26日(土) ~2023年2月28日(火)
場所:石巻市内の飲食店17店舗
公式サイト:https://www.umimachi-sanpo.com/seri_fair/
肉は淡白、肝は濃厚「あんこう鍋」【茨城県】
写真提供:茨城県観光物産協会
「あんこう鍋」は、「東のアンコウ 西のフグ」と並び称される茨城県を代表する冬の味覚。あんこうの味は淡白でコラーゲンたっぷり、肉は脂肪が少なく、低カロリーなのが特徴です。特に肝が肥大する12月~2月がおいしい時期といわれています。
そのあんこうを主な具材として、野菜、スープ(割り下)を一緒に鍋に入れて煮込んだ料理「あんこう鍋」。一般的に味付けは味噌仕立てか醤油仕立ての2種類で、味付けや具材などはお店によって違い、特に「あん肝」をどのくらい使用しているかによって、コクや旨味、風味が大きく変わります。
茨城県内には、あんこう鍋の食べられる店が130軒以上もあるとか。現地へ足を運んで好みの店を見つけてみては?
https://www.ibarakiguide.jp/matome/anko.html
産地ならではの新鮮さを堪能「伊勢海老」【三重県】
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「甘さ」「プリプリの食感」「濃厚なみそ」の三拍子がそろった高級食材「伊勢海老」。日本有数の伊勢海老の産地・三重県だからこそ、新鮮な伊勢海老を使ったさまざまな料理が楽しめます。
「生で良し、焼いて良し、茹でて良し」といわれ、お造り・蒸し・焼き・揚げ・しゃぶしゃぶ、カレーなど、お店によって、趣向を凝らした料理がありますが、意外にも、おすすめのおいしい食べ方は味噌汁だそう。伊勢海老の持つ旨味を残らず味わえますよ。
https://www.kankomie.or.jp/season/article/182
幻の高級魚を贅沢に味わう「クエ鍋」【和歌山県】
写真提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟
クエは、和歌山県沿岸の沖合に生息しているハタ科の高級魚。体長1m以上にもなる大型魚で、水揚げが少なく「幻の魚」ともいわれます。脂がのりながらも上品な、深みのある味わいが特徴で、ゼラチン質がたっぷりの皮やアラなども絶品。そんなクエを使ったクエ鍋は、和歌山の冬の名物です。
県内の多くの飲食店や宿でクエ鍋を食べることができますが、鍋に加えて薄造りや唐揚げなどのクエ料理が楽しめるところもありますよ。
https://www.wakayama-kanko.or.jp/features/gourmet-articles/58/
本場ならではのリーズナブルな価格で楽しめる「ふぐ」【山口県】
出典:農林水産省Webサイト
高級魚「ふぐ」は山口県の県魚。特に有名な漁場である下関地域は、ふぐ食の歴史が長く、加工場や料理店が集中しているので、全国各地から天然・養殖ふぐが集められ、ふぐの本場として知られています。
スーパーマーケットの鮮魚コーナーにふぐ刺しが売っているほど、山口県民にとっては身近な食材だそう。ランチや居酒屋のおつまみなどでもリーズナブルな価格で堪能できます。
熟練の技で熟成させた噛めば噛むほど味わい深い「ふぐ刺し」、ふっくらしたふぐの身とスープに溶けだした旨みを一滴残らず味わえる「ふぐ鍋」、淡白な味のイメージが覆されるジューシーな「ふぐの唐揚げ」、クリーミーで濃厚な「白子料理」など、フルコースで楽しむのもよさそうです。
https://yamaguchi-tourism.jp/feature/fugu
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※2023年1月17日時点の情報です。イベント等の内容は変更になることもあります。最新情報は公式サイト等でご確認ください。