【実はこれが日本一】浴槽面積1,000平方メートル!最も広い露天風呂は「常夏のハワイ」にあった!

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Apr 25th, 2023

日本一高い山は「富士山」、日本一大きな湖は「琵琶湖」、日本一高いタワーは「東京スカイツリー」など、有名な日本一はいろいろありますが、あまり知られていない、ちょっと意外な日本一を紹介するシリーズ「実はこれが日本一」。今回は、日本一広い露天風呂について紹介します。

福島県いわき市スパリゾートハワイアンズ江戸情話与市
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日本一広い露天風呂

スパリゾートハワイハンズ(福島県いわき市)
©︎ 福島県観光物産交流協会

全国を旅していると「日本一広い風呂」をうたう温浴施設を時折見かけます。やはり、広いお風呂、例えば、泳げるくらい露天風呂と聞くと、自動的に心がときめいてしまいますよね。

では、実際に日本一広い露天風呂といえば、どこになるのでしょう? 具体的には、どの程度広いのでしょうか?

公的な記録として認められている話に限れば、日本で最も広い露天風呂は、福島県いわき市にあります。福島県いわき市といえば、映画『フラガール』で有名な「スパリゾートハワイアンズ」を思い浮かべる人もいるはず。

まさに、そのスパリゾートハワイアンズに日本一広い露天風呂があります。

「え、だってあそこは、常夏のハワイをイメージしたテーマパークでしょ?」と思うかもしれません。しかし、もともとは、地下の炭層を採掘する際にわき出した温泉を、炭鉱の閉山後に利用した施設「常磐ハワイアンセンター」としてスタートした歴史があります。

その常磐ハワイアンセンターが1990年(平成2年)にリニューアルして現在の名前になり、その施設内に1997年(平成9年)、江戸時代の湯屋をモチーフにした大露天風呂「江戸情話 与市」がオープンしました。

その大露天風呂が現在、日本で最も広い露天風呂といわれているのですね。

体育館を2つ並べたくらい広い露天風呂

福島県いわき市スパリゾートハワイアンズ江戸情話与市のイメージ
江戸情話 与市は、どのくらい広いのでしょう? 公式情報によれば、男女合計で浴槽面積は1,000平方メートルとされています。

どのくらいの大きさかといえば、中学校の体育館を2つ並べたくらいです。それを男女で分けるのですから、単純に言って、体育館1つ分くらいの広さが楽しめる露天風呂ですね。もちろん余裕で泳げる広さです。

現在でこそ、記録更新されているようですが、1998年(平成10年)には、世界一広い露天風呂としてギネス世界記録に登録されたそう。

現在でも、日本記録認定協会が認定する日本記録では「(人によってつくられた)日本最大の露天風呂」として記録を保持しています。

TABIZINEでも過去に、このお風呂の広さを取り上げました。記事を書いたライターは、

<その広さに、どの場所で入ろうか迷ってしまうほど>(TABIZINEより引用)

と表現していましたね。

2020年(令和4年)にはリニューアルオープン、2022年には25周年を迎え、さまざまなイベントが開催されました。

今年のゴールデンウィーク、行く場所がまだ決まっていない人はスパリゾートハワイアンズを訪れ、大型レジャープールに、本格的なフランダンスのショーに加え、50周年に向けて折り返した江戸情話 与市で、日本最大の露天風呂を楽しんでも楽しいかもしれませんね。

[参考]
※ 大辞泉 – 小学館
※ 世界大百科事典 – 平凡社
日本最大の露天風呂 – 日本記録
『昔ながらの日本にタイムスリップ』スパリゾートハワイアンズで世界最大級の露天風呂「江戸情話 与市」25周年 – 中日スポーツ
世界最大級の大露天風呂『江戸情話 与市』
5分でわかる!フラシティいわき – いわき市

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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