どこまでも続く青い海を見ながら、心地よい風に吹かれて南国をドライブ・・・なんて、誰でも一度は憧れますよね。
そんな素敵な旅を実現させてくれる場所が、アメリカにはあります。それが、アメリカ・フロリダ州の「セブンマイル・ブリッジ」という橋。この橋から見る景色は、まさに映画やドラマのワンシーンのような、最高に贅沢なひと時を演出してくれます。
海にそびえ立つ、楽園へと誘う橋「セブンマイル・ブリッジ」

「セブンマイル・ブリッジ」はアメリカ、フロリダ州にあるフロリダ半島とキーウエストを結ぶ橋です。
フロリダ半島南端からキーウエストまでの間には、全部で42の橋がありますが、その中でもこのセブンマイルブリッジが一番長く、その長さは全長6.765マイル(10.887キロメートル)にも及びます。
世界中の観光客がこの橋に魅了され、実際、約7マイルも続くこの白くて美しい橋は、広告や映画の撮影場所としても数多く使用されています。


何とも魅力的な橋ですが、実はこの橋、実際に車が通れる道は左側の橋のみになっています。
これは元々、鉄道王であるヘンリー・フラグラー氏が1913年に「オーバーシーズ・レールウェイ」という名で鉄道用の橋を一つだけ建てていたのですが、1935年に発生したハリケーンの影響によって橋に甚大な被害が発生し、1980年には最終的に橋が閉鎖されるまでになってしまいました。

そのため、橋の閉鎖に伴い、今度は自動車用の橋として、現在のこの「セブンマイル・ブリッジ」が1982年に開通することになります。
かつて鉄道用として使用されていた古い橋の方は、橋が分断され、今では世界一長いフィッシングピアとして一般向けに開放されています。
この「セブンマイル・ブリッジ」までのアクセスは、マイアミ国際空港から車で約3時間ほど。マイアミからオーバーシーズ・ハイウェイに乗り、キーウエストまで行くルートが一般的です。

そして、終着点であるキーウエストは、なんとアメリカの「最南端」の場所。
かつて文豪ヘミングウェイも愛したとされるその土地は「楽園」とも言われています。つまり、そこまでに通るルート「セブンマイル・ブリッジ」は、まさに海を越えていく“楽園への旅”とも言える道なのです。

楽園へと向かう道中には、今まで見たこともないようなサンセットが見れる可能性も。

いかがでしたか。7マイルもある青い海に浮かぶ美しい「セブンマイル・ブリッジ」をご紹介しました。ぜひ、どこまでも続く水辺線に向かって、最高に贅沢なドライブを楽しんでみてくださいね。
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