次に日本で流行るのはどれ?フランス生まれの絶品スイーツ

Posted by: 北川菜々子

掲載日: Jan 22nd, 2016

パティスリー大国のフランスには日本では馴染みのない洋菓子がたくさんあります。パリブレスト、サントノーレ、ババオラム。これらは伝統的なフランスの洋菓子ですが、近年ひと工夫され独創的なスイーツとして人気が出たものも。フランス生まれの絶品スイーツを紹介したいと思います。

パリブレスト

絶品 フランスのスイーツ世界

パリブレストは自転車の車輪をイメージしたパイシュー生地のお菓子。パリブレストパリの自転車レースを記念して作られたそうです。中に何をはさむかは決まってはおらず、パティシエの創造力を試すことのできるお菓子として、近頃パリでは再び脚光を浴びています。

中でも、パリで人気のお菓子屋さん「ラ・パティスリー・デ・レーヴ」はフィガロのパリブレストランキングで一位を取ったこともあるほど。花形で、皆で取り分けやすいようになっています。クリームはヘーゼルナッツのプラリネ入りの生クリームです。お味は濃厚。まさにクリームの美味しさを堪能できます。

[ラ・パティスリー・デ・レーヴ京都店]

サントノーレ

サントノーレはパイ生地にキャラメルを塗った小さなシュークリームをのせ、その上にクレーム・シブーストやクレーム・シャンティを絞ったお菓子。パリにはこのお菓子と同じ名前の通りがあります。サントノーレはこの通りにあったお菓子屋さんが発祥の地という説もあり、パリ生まれのスイーツです。

マカロンで有名なパティスリー「ラデュレ」のサントノレ・ローズ・フランボワーズはクラシックなこのお菓子をアレンジしたもの。見た目はまるで宝石のように美しく、フランボワーズの味が程よく効いていて、ローズの香りが漂う絶品スイーツです。

[ラデュレ銀座三越店]

ババオラム

絶品 フランスのスイーツ世界

ババオラムはレーズンが入ったスポンジケーキを紅茶やレモンを混ぜたラム酒のシロップに浸したお菓子。お酒がしっかりと感じられる大人な向けのスイーツです。最近ではフランスのパティスリー「ピエールエルメ」もパッションフルーツでアレンジしたりしています。

日本でも密かにブームになりつつあるみたいで、代々木上原のパティスリー「アステリスク」ではババオラムをアレンジしたサバラン・オ・マロンが人気のようです。

[アステリスク]

フランスの絶品スイーツの世界、いかがでしたか。これらのお菓子はこれから日本でヒットするかもしれませんね。日本流にどういったアレンジがされるのか楽しみです。

[Photos by Shutterstock.com]

PROFILE

北川菜々子

Nanako Kitagawa ライター

2007年よりフランス在住。パリ第八大学大学院を卒業。専攻は文化コミュニケーション。趣味は映画、読書、写真、雑貨、料理、街歩き、カフェ巡り。初めて訪れたその日からすっかりパリの街に魅了され、今日も旅をするようにパリの街を歩き回る。

2007年よりフランス在住。パリ第八大学大学院を卒業。専攻は文化コミュニケーション。趣味は映画、読書、写真、雑貨、料理、街歩き、カフェ巡り。初めて訪れたその日からすっかりパリの街に魅了され、今日も旅をするようにパリの街を歩き回る。

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