【北陸飛騨】雪景色が美しい、ミシュラン3つ星街道をめぐる旅

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Jan 16th, 2016

日本の旅行先をランク付けした『ミシュラン・グリーンガイド・ジャパン』というガイドブックがあります。

石川の兼六園、富山や岐阜の五箇山・白川郷の合掌造り集落、岐阜の飛騨高山などは最高ランクの3つ星に選ばれているのですが、実は今挙げた観光地は全て、自動車で110分圏内の近距離に密集しているとご存じでしたか? その気になれば1日で回れてしまうのです。

【北陸飛騨】雪景色の美しいミシュラン3つ星街道の旅!

そこで今回は上記3つの観光地を結ぶ“3つ星街道”の旅を紹介したいと思います。最後にも触れますが、3つのエリアを結ぶ観光バスもあります。冬の時期は雪景色が特に美しい同地。ぜひとも冬の間に出掛けてみてくださいね。

金沢市の兼六園

【北陸飛騨】雪景色の美しいミシュラン3つ星街道の旅!

3つ星街道の旅は、石川県の兼六園からスタートするもよし、逆に岐阜県の飛騨高山からスタートするもよし。どちらからスタートしても構わないのですが、今回は北陸新幹線の開業でにぎわう石川県金沢市にある兼六園をスタートとします。

兼六園は日本三名園の1つとして知られており、金沢の中心にあるためアクセスもすごく便利。

庭の中には大海に見立てた池が広がり、樹木が配置され、築山がされています。加賀藩の5代藩主が作り、その後も代々と受け継がれ、発展してきた庭。

いつの時期に訪れても美しいのですが、雪が積もった庭園の様子もまた格別です。「今まで行ったことある」と言う方も、ぜひとも雪の降る冬に訪れてみてください。ライトアップイベントも行われていますよ。

世界文化遺産の村、五箇山・白川郷

【北陸飛騨】雪景色の美しいミシュラン3つ星街道の旅!

兼六園を楽しんだら、次は世界文化遺産にも選ばれている五箇山・白川郷の合掌造り集落を目指します。ルートは北陸道から小矢部砺波JCTを経由して東海北陸自動車道へ。

ちなみに合掌造りとは、手を合わせて祈っている人の手の形に、家屋の屋根の形状が似ているところからきているとか。

山間の豪雪地帯に暮らす人々の生活が今も残っている同エリア。合掌造りの家屋には住人が普通に暮らしているのですから、驚きですよね。昼間もいいですが、雪に覆われた合掌造りの家屋がライトアップされる様子も圧巻です。

温泉も豊富にある飛騨高山

最後は東海北陸自動車道を南下し、中部縦貫自動車道を経由して飛騨高山へ。

古い城下町の町並みや文化がそのまま残っている、外国人に大人気の観光地です。飛騨牛など食べ物もおいしく、温泉も周辺に豊富で、いつ来ても満足できる場所ですが、雪が積もった時期に訪れるとまた違った味わいを楽しめます。

通り沿いの古い町並みが雪景色になると、なんとも風情が出るんですよね。飛騨高山はかなり冷え込みますので、防寒対策をしていってください。

それでも出掛けた甲斐があったと思わせてくれる光景を楽しめますよ。

以上、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで最高評価の3つ星に選ばれる観光地を巡る旅を紹介しました。3つ星街道バスといって、上述の観光地を1本で回ってくれる観光バスもあります。雪道は非常に危険ですので、慣れていない人は観光バスを選んだ方が安心かもしれませんね。

[北陸飛騨3つ星街道の旅]
[Photos by Shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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