2016年がスタートして半月が経ちました。「今年も良い年になりますように」と願いを込めて、初詣をされた方も多いのではないでしょうか。
新しい年がスタートしたばかりですが、時の流れは早いもの。日々の仕事や家事に忙殺されて、新年のフレッシュな気持ちなんてあっという間に忘れてしまいがちですよね。
そこで今回は、忙しい日常の中で自分を見つめ直したい時、人生に迷った時、気持ちをリセットしたい時などに参拝すると、きっとお力をかしていただける近畿地方最強のパワースポットを3か所お伝えします。
伊勢神宮
古くから「お伊勢さん」として日本人に親しまれてきた伊勢。江戸時代から多くの日本人が「一生に一度は参拝したい」と願ってやまなかったとされる伊勢神宮は、現代では日本有数の「パワースポット」としても広く知られるようになりました。
訪れる多くの人が“何か”を感じると口にする伊勢神宮。あまりスピリチュアルな感覚がない筆者でさえも、参拝させていただいた後は心が洗われたような清々しい気持になりました。
広大な敷地を誇る伊勢神宮。外宮、内宮と分かれていますが、参拝する時はまず外宮から、その後内宮にお参りするのが古来からのならわしとされています。また生宮では基本的に個人的なお願い事は控えるべきと言われていますが、荒御魂をお祀りしている内宮の荒祭宮、外宮の多賀宮ではそのようなお願いごとを携えて参拝しても良いとされているそうです。
伊勢神宮の周りには風情漂うおはらい町やおかげ横丁もあり、見所満点! 今度のお休みは、お伊勢さん参りに行きませんか?
大神神社(三輪山)
太古の昔より神様が鎮まる神聖な山として、信仰されている奈良県の三輪山。
山はそのものが御神体である三輪山は、古来より神様に仕える者以外は足を踏み入れることを許されない「禁足」の山とされてきましたが、現在では一般人の入山も許可されるようになりました。
「神様が宿る山」として崇められてきた聖地である三輪山では、古来より「一木一草も傷つけるべからず、持ち帰るべからず」とされており、ご神域での飲食、喫煙、写真撮影はもちろん禁止。また山での出来事をむやみに他人に話してはいけないと言われています。
三輪山への登拝は本格的な山登り。険しい山道を登ってゆくこととなります。ですが一般的な登山やハイキングとは異なることを心に留め、敬虔な気持ちで臨みたいですね。大自然と神様の懐に包まれて、自分の内面と向き合うことができる貴重な経験となることでしょう。
春日大社
世界遺産にも登録され国内外から多くの参拝者が訪れる春日大社。近年は、縁結びや開運のパワースポットとしても更なる注目を集めています。
特に縁結びの祈願に訪れる人が絶えないのが、末社の夫婦大國社。ご夫婦の大國様をお祀りしており、「夫婦円満」や「縁結び」に神徳があるとされています。
また御本殿の近くに一言主神社という小さな神社があります。心を込めてお願いすれば、ひとつだけ願いを叶えてくださると言われています。筆者も昔、ここでお願いごとをさせていただいたことがあるのですが、一言主様はその願いを叶えてくださいました。
願いが叶ったら、お礼参りにも忘れずに訪れたいですね。
ここでは「パワースポット」としてお伝えしましたが、やはりいずれも神聖な神様の領域。ただ単に観光気分で訪れるのではなく、マナーを守り、日頃の感謝と敬意の気持ちを持って参拝したいですね。
今年もみなさまにとって、幸せと笑顔溢れる素晴らしい1年となりますように!
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