タイの東北部のウドーンターニー県には、訪れた人が思わず息をのむような風景があります。
極楽浄土・・・!?
いえ、安心してください、タイです(笑)。ここは、サンスクリット語で「北の町」という意味のウドーンターニーの中心から南東に40kmほど行ったところにあるノーンハーン湖。通称「タレー・ブア・デーン」(Talay Bua Daeng)、直訳すると「紅い睡蓮の海」になります。ロマンティックな名前ですね!
ボートで目指す、睡蓮のパノラマ
毎年12月から2月下旬にかけて、この湖は水面が紅い蓮の花で埋め尽くされ、紅く染まる幻想的な景色に包まれます。
ただし残念ながら、湖畔の近くからは花は見えません。この美しい景色を堪能するためには、ボートで湖のビューポイントまで進んでいく必要があるんです。
湖畔にはたくさんのボートが控えていて、総面積約36k㎡の広大な湖をのんびりと90分ほどかけてめぐるコースが一般的なようです。
花の群生エリアでは、周囲が360度すべて睡蓮という夢のような光景に出合えます。時間を忘れて見入ってしまいそうですね!
朝しか見られない、奇跡の瞬間
ただしこの睡蓮の花、実は朝咲きの品種。日の出から2時間で花が閉じてしまうので、この光景を見るためには早起きが必須。クルーズも朝6時から11時頃までしか運航しないそうです。午前限定の美しさなんですね。
夜明けには朝焼けで湖が金色に染まり、もうこの世のものとは思えない美しい景色になります! この瞬間は、早起きの価値があるのではないでしょうか。
そして睡蓮の花の見ごろが2月下旬までということは、ちょうどバレンタインの時期でもありますね。
ロマンチックなサプライズや、バレンタイン・イベントの舞台として最高なのではないでしょうか。
【Red Lotus Lake at sunrise – NE Thailand】
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[Red Lotus Sea in Udon Thani, Thailand]