「茶房 オクノシブヤ」とは
オーナーは和菓子職人!独創的なかき氷の人気店
夏の風物詩、かき氷。近年は専門店も数多く登場し、テレビや雑誌で特集されているシーンもよく目にします。
今回紹介するのは、2023年4月1日にオープンした「茶房 オクノシブヤ」です。渋谷駅を宇田川町・代々木公園方面に歩いて12、3分ほど。いわゆる”奥渋”にお店を構えます。
店主は、かき氷トレンドを牽引する、和菓子職人の江良保正さん。「茶房 オクノシブヤ」のほか、新宿の「茶寮 億万」「茶寮 億万 はなれ」と、3店舗を手がけています。
季節に合わせて登場する期間限定のかき氷は、どれも独創的で、ここでしか味わえないものばかり。オープン1年ながらテレビ取材を何度も受けている、話題の人気店なんです。
和カフェ風の店内へ
木を基調とした店内は、落ち着きのあるカフェといった雰囲気。
キッチンに対面したカウンターで目立つのは、2台のかき氷機。席のすぐそばで、こだわりのかき氷を作ってもらうことができます。
テーブル席もあり、こちらはドライフラワーやタイルの装飾が素敵なスペースに。全14席とお店自体はコンパクトですが、その分距離が近く「お客様との”一期一会”を大切に」という想いがコンセプトにあるそうです。
人気メニューをチェック!
季節限定のかき氷は、1カ月で6~8種類を入れ替えて展開しているオクノシブヤ。店頭には現在登場しているメニューが貼り出されています。5月の取材時点での人気メニューをお聞きしました!
バニラミルクとメロンの甘い組み合わせに、ミントの香りとヨーグルトの酸味のさわやかさがあわさった「丸ごとメロンとバニラヨーグルト」。
価格は2,530円(税込)。別添えのメロンシロップをたっぷりかけていただく一品ですよ。
フルーツトマトとチーズを使用し、中にはチリコンカンも入った「トマトサラダ」。
価格は2,090円(税込)。お食事系のかき氷は新感覚です!
ジャガイモ餡とみたらし味のコラボに、バターの要素も加えた「じゃがバタったらし」。
価格は2,090円(税込)。八幸唐辛子で味変が可能なのだそう。
どれも独創的で気になるものばかりです……!
また夏にかけては、茶房 億万でも1番人気という「もろこしサラダ」や、テレビ取材も殺到の「まるごと白桃とレアチーズ」が人気メニューになっていますよ!
実は、おにぎりやテイクアウトのランチも充実しているオクノシブヤ。ただ、夏場は最盛シーズンにつき、お食事は縮小しておにぎり数種類のほかは、かき氷に注力するとのことでした。
いよいよ実食!
6月限定!鮮やかな紫のかき氷「紫陽花」を実食ルポ!
筆者は、6月に登場予定の限定かき氷「紫陽花」を、特別にいただけることに!
カウンターの目の前でかき氷を作ってもらえる様子は、ライブ感があって楽しいです。店主江良さんの手によって、みるみるうちに完成。
こちらが「紫陽花」です! 価格は1,980円(税込)。
淡いグラデーションの紫色が、とても鮮やか! まさに紫陽花というべき絶妙な色合いは、青いハーブティーで有名な「バタフライピー」のシロップと、レモンシロップなどを合わせることで実現しているそう。
かき氷の上にのるのは、ヨーグルトエスプーマ。白のクリームに、水色の和菓子・「艶干し錦玉」がキラリと光ります。
和菓子の錦玉で作られたこちらの紫陽花も可愛らしく、写真映え抜群。
ちょっと食べるのが躊躇される綺麗さです! しかし溶けてしまうのがかき氷の悲しいところ。その前に実食していきます。
サクっとスプーンを入れると、氷はふわふわ! 口の中ですぐに溶けていきます。純水を利用しているため雑味がないというこだわりの氷は、頭がキーンとなる感覚とは全く無縁です。
レモンとバタフライピーシロップの甘さは控えめで、さわやかさを感じる味わい。かき氷の中にある、ブルーベリーの果実感が残るコンフィチュールや、手前のあんこ・絹玉とあわせて飽きることなくいただけます。
ヨーグルトエスプーマはとても軽いテクスチャで、ふわっとした氷とよくマッチ。ヨーグルトの酸味が全体のアクセントとして絶妙です。
透明感、清涼感ある見た目と味わいで、これからの季節にぴったり! とてもおいしかったです!
温かいお茶とセットで味わう
オクノシブヤでは、すべてのかき氷に温かいお茶がセットでついてくるのも、嬉しいポイントなんです。
選べるレパートリーは、玄米茶・ほうじ茶・和紅茶・お抹茶の4種類(希望の方には白湯もあります)。筆者はお抹茶をいただきました。
濃厚で深みのあるおいしさのお抹茶で、冷たいものを食べた体もほっと一息。ほろ苦で温かい抹茶と、冷たく甘い和風テイストのかき氷との相性は抜群でした!
写真を撮っても、抹茶の鮮やかな緑とカラフルなかき氷の組み合わせはとてもきれいですね。
ここでしか味わえない魅力的なかき氷をぜひチェック!
今回の取材でお邪魔したのは5月中旬の平日夜でしたが、閉店の19時間際まで複数のお客さんがいらっしゃいました。現時点で、すでに週末は1日を通してお席が埋まっているとか。
さらに混雑する夏場に向けて、席の予約はオンラインからも受付とのこと。現在の待ち人数も表示されているので、ご活用ください。また、カップでいただくテイクアウトも可能ですよ!(価格は店内利用から変更があります。)
ここでしか味わえない、おいしく独創的なかき氷を楽しむことができる、「茶房 オクノシブヤ」。今回いただいた「紫陽花」のほかにも気になる期間限定かき氷がたくさんで、これからの夏に繰り返し訪れたくなるお店でした!
さらに6月から9月の間はお店のオープンを1時間早め、10:00~19:00(Lo.18:30)営業時間での営業とのことです。
限定のかき氷のラインナップは、店頭のほか、公式InstagramやX(旧Twitter)でも確認することができるので、ぜひチェックしてみてくださいね!
所在地:東京都渋谷区神山町7-15 ホワイトハイム大嵩 102
電話番号:050-5600-3851
営業時間:11:00~19:00(Lo.18:30)/6月~9月は営業時間:10:00~19:00(Lo.18:30)/店休日:火曜
公式サイト:https://okunoshibuya.ifreagroup.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/saboh_okushibu/
X(旧Twitter):https://twitter.com/okunoshibuya
※時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
[Photos by ぶんめい]