びっくりサイズのサンドイッチが名物！銀座「アメリカン」【東京レトロ喫茶モーニング】

行列ができる銀座の人気店「アメリカン」

「アメリカン」は、1983年創業の東銀座駅から徒歩5分くらいの場所にある小さな喫茶店。歌舞伎座のちょうど裏あたりの路地裏にあります。緑色のひさしに大きく「SANDWICH」「AMERICAN」と書いてあるのですぐわかりますよ。

ドアの周りにはステッカーや注意書きなどいろいろ貼られていて、結構カオスな感じ。「店内ではパソコンの使用はできません」や、「当店は現金のみの支払いです」「土・日・祝は休み。平日のみ営業」など、入店前には知っておきたい大事なことが書かれています。

入口の横にはテイクアウトコーナーもあります。お話を聞いた感じだと、ディスプレイされているサンドイッチ以外は購入できない模様。テイクアウトも朝からひっきりなしにお客さんが訪れていました。

店内には山積みになったたまご！

中に入ると、店内も外と同様、さまざまなものが飾ってあってすごく賑やかです。

ポスターやサイン、メディアに取材された際の切り抜きなどなど。天井にまで貼られています。

筆者が訪れたのは8時半のオープン直後。行列にはなっていませんでしたが、店内は何人かのお客さんが。みんな早い！（と思ったら、どうやらこの日は8時半前にオープンしていたらしい…）

案内されて席に座ると、目の前にはカゴに入った大量のたまごが！ 画角の外にも写真の倍の量はありました。すごい……！

モーニングメニューはありませんが、サンドイッチとドリンクを必ず注文する必要があります。筆者はお店の名物である「タマゴサンド」（税込900円）と「アイスコーヒー」（税込700円）を注文しました。

「タマゴサンド」を待っている間に、アイスコーヒーが到着。アイスコーヒーもかなりデカイです。

想像をはるかに超えたビッグなサンドイッチ！

しばらくすると、「タマゴサンドで〜す」とぷるぷるのたまごサラダがたっぷりのっかった「タマゴサンド」がテーブルに運ばれてきました。

写真では見ていましたが、写真よりもはるかにビッグなサンドイッチにびっくり！ 思わず笑ってしまうほどです。

使用されているパンはおそらく1斤くらいはありそう。見えている部分は7cm以上はある超厚切りの食パン4枚を使っていますが、この下にはさらに食パンが一枚隠れていて、とにかくすごいボリューム。

食パンの間には手作りのタマゴサラダがこれでもかというほど挟まれた上に、さらに上にもタマゴサラダ！ 正直、「サンドイッチに900円は高いなぁ」と最初は思っていたのですが、これで900円はむしろコスパがよすぎます！

あまりのボリュームにどうやって食べようか迷いつつ、思いっきり持ち上げてかぶりついて見ました。毎朝焼きたてを仕入れているという食パンは、甘みもあってモッチモチ。パンだけでも十分おいしいのです。

たまごは粗みじん切りでたっぷりのマヨネーズで和えたシンプルで懐かしい味わい。小さい頃によく食べた母親が作ったタマゴサンドの味がしました。まさに昭和の味です。

半分は持ち帰りがデフォルト!?

あまりの量に食べ切れるわけもなく、どうしようかな〜と思っていたら、お店の人が持ち帰り用のパックと袋を用意してくれました。

「アメリカン」ではひとり1セットずつ持ち帰り用のセットを提供してくれるんですよ。それだけ食べきれない人が多いのでしょう。筆者も半分持ち帰って、その日の昼食と夕飯にいただきました。

ちなみに、「アメリカン」のおいしい食パンは「じいじの食パン」として600円（税込）でテイクアウトできるので、家でアメリカンの味を再現してみたい人は、買ってみてくださいね。

お腹を空かせて「アメリカン」に行ってみよう！

オーナーのサービス精神をひしひしと感じた「アメリカン」のサンドイッチ。写真で見るよりも想像以上のアメリカンサイズのサンドイッチなので、ぜひ実物を味わってみてください。必ずお腹を空かせて行ってくださいね！

[All Photos By Kaori Simon]
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