1位の「南関そうめん」と2位の「島の光」
TABIZINE編集部の山口です。
料理研究家のリュウジさんの【全国ご当地そうめんNo.1決定戦】動画で、熊本県南関町の「南関そうめん」が1位、香川県小豆島の「島の光」が2位でした。小豆島を旅して以降、そのおいしさに感動し夏には毎年「島の光」を取り寄せている筆者としては、「南関そうめん」もぜひ食べてみたい!
さらに熊本を旅して以降、普通の油揚げとは一味違う「南関あげ」に魅了された筆者としては、同じ地域出身の「南関そうめん」にも断然興味津々です。
細くて美しい!「南関そうめん」は品格を感じる味わい
江戸時代には将軍家に献上されていたという南関そうめん。現在でも、町内で10軒の製麺所が、昔と変わらぬ伝統の味と製法を守り続けているそうです。白い麺に紫色の和紙で束ねられていて、たたずまいがもう雅です。
そして驚くほど細い! 手に持った感触が繊細です。
一般的な手延べそうめんと比べてみると、太さの違いがよくわかります。茹で時間は1分。冷水で洗って締めればできあがりです。
一口いただくと、食感が全然違う! たしかにそうめんなんですが、今まで体験したことのない細さのせいか品格さえ感じるほどの繊細な食感。それでいてしっかりコシがあるので決して儚くはなく、凛とした強さがあります。このそうめんなら、おもてなしで出しても非日常感があって喜ばれそうです。そうめんなのにごちそうっぽい。この食感、好きです!
「南関そうめん」と小豆島のそうめんは近い?
南関町のWebサイトをのぞいてみると、中国で修行した小豆島のそうめん作りの職人がこの地にそうめんの製法を伝えたと言います。小豆島のそうめん「島の光」好きの筆者が「南関そうめん」にも惹かれるのは、方向性が似ているからなのでしょうか。
南関そうめんの歴史
南関そうめんの歴史は、250年とも300年とも言われ、一説によると、中国で修行した小豆島のそうめん作りの職人が、旅の途中この地に立ち寄ったところ、大変親切にもてなされ、上質の小麦粉や食用油がこので産出され、気候風土もそうめん作りに適していたため、その製法を伝えたと言われています。
(南関そうめん|南関町より)
ちなみに、前述した「島の光」も動画では絶賛されていました。島の光には、小豆島名物のオリーブを練り込んだものもあって、これがグリーンの色合いで美しいんです。気になったらこちらもぜひ。
©︎Aya Yamaguchi