スノームーンの由来や意味は?
2月の満月が「スノームーン」と呼ばれているのはアメリカの先住民族によるもの。オハイオ川流域や平洋岸北西部では、2月が通年して最も雪が降る月であることから、当時暮らしていた先住民たちが2月に昇る満月を「スノームーン」と呼び始めたとされています。
また、米国北東部からウィスコンシン州にかけて暮らしているモヒカン族は2月の満月を「ディープスノームーン」、ニューヨーク州北部と五大湖地域に住むオナイダ族は「ミッドウィンタームーン」といった別称を付けていたそうです。
スノームーンが見える時間は?
![一等星](https://tabizine.jp/wp-content/uploads/2025/02/635997-03.jpg)
レグルス
スノームーンとなる月が満月を迎えるのは2025年2月12日(水)午後10時53分ごろ。同月12日(水)〜13日(木)にかけては、月としし座の一等星「レグルス」が並びます。ぜひ観察してみてくださいね。
まるで宝石箱! 冬の星空を満喫しよう
![冬の星空](https://tabizine.jp/wp-content/uploads/2025/02/635997-04.jpg)
冬の夜空
2025年2月の夜空で注目したいのがオリオン座です。夜20時ごろ、南の空に一列に並ぶ3つの星を見つけましょう。これらの星はオリオン座の中心となる「三つ星(みつぼし)」です。
さらに三つ星の下に、三つ星よりもさらに暗い星「小三つ星(こみつぼし)」が縦に3つほど並んでいます。
小三つ星の真ん中の星をよく観察すると、ぼんやりとしている感じがするでしょう。これは「オリオン大星雲」というもので、巨大なガスの集まりなんです。
オリオン大星雲をよく観察するためには、新月の日や明かりが少ない場所で、日の入りから1時間半ほどが過ぎたころに、ぜひ望遠鏡や双眼鏡を使って南の空の高い位置を観察してみてください。
そのほか、おうし座のアルデバラン、ぎょしゃ座のカペラ、ふたご座のポルックスといった煌びやかな一等星も観察可能ですよ。
[参考]
Full Moon February 2025 – Snow Moon And Alternative Names|Farmers’ Almanac
多摩六都科学館
浜松科学館
国立天文台
[All photos by PIXTA]