インスタントラーメンの中でも不動の地位を得ているチキンラーメン。食べたことない人のほうが少ないのではないでしょうか。
そんな保存食の味方、チキンラーメンを使って、家で簡単にできるアイデアレシピを作ってみました! ちなみに筆者がレシピ記事を書くとき、「家で簡単にできて、おいしくておしゃれなレシピ」というわがままなテーマがあります。と、いうわけで・・・。この【シェフ直伝レシピ】ではおなじみの柿元シェフに、今回もアレンジしていただきました! シェフ、よろしくお願いします!
シェフ思い出の洋風ラーメン
柿元シェフがオーストラリアのレストランで働いていた時、イタリア人シェフのまかないでチキンラーメンが出たのだとか。洋風にアレンジされたそのチキンラーメンが忘れられないとのことで再現していただきました! 野菜ブイヨンから出る甘みとチキンラーメンの塩っけがまざりあって絶妙!シェフいわく、パセリとチーズの組み合わせがチキンラーメンにあうことに衝撃をうけたのだとか。盛りつけもおしゃれにしたら一人の夜食もさみしくない(笑)!?
チキンラーメン 1袋
水 400g
野菜ブイヨン 小さじ1(野菜スープでも可)
卵 一個
ミニトマト 4つ
粉チーズ 10g
イタリアンパセリ 適量
ブラックペッパー
レシピ
1, 鍋でお湯を沸かします。
2, 沸騰したお湯の中に野菜ブイヨンを入れて茹でます(野菜スープの場合はお水は不要で野菜スープ400gを火にかけます)。
3, 野菜ブイヨンが溶けたら、みじん切りにしたパセリとチキンラーメンを入れ1分ほど茹でます。
4, 溶き卵と粉チーズを入れ、火を止めます。
5, 器に4を注ぎ込み、一口大に切ったトマト、ブラックペッパー、粉チーズをお好みで盛りつけできあがり。
チキンラーメンの燻製風味のポテトサラダ
これ、本当においしかったです! お酒のおつまみにぴったりの一品。いぶりがっこが常備しているご家庭は少ないと思いますが、わざわざ買いにいくだけの価値があります(笑)! 「いぶりがっこがない場合は、他の燻製食品でもいいですか? 」と柿元シェフに質問してみましたが、どうやらこの食感がポイントらしく、それはいぶりがっこにしか出せないのだとか。
チキンラーメン 30g
いぶりがっこ 50g
じゃがいも 300g
オリーブオイル 大さじ1
塩 ひとつまみ
マヨネーズ 60g
マスタード 5g
ブラックペッパー 適量
レシピ
1, チキンラーメンを砕き、いぶりがっこはみじん切りにします。
2, じゃがいもは茹でて皮をむきます。
3, フライパンにオリーブオイルをひき、いぶりがっこを2分ほど炒めます。
4, 3にチキンラーメンを入れ、30秒ほど火にかけながら混ぜ合わせます(チキンラーメンが柔らかくならないように注意)。
5, ボールに茹でたじゃがいもをつぶします。 塩、マヨネーズ、マスタードを混ぜ合わせます。
6, 5に3を入れ、混ぜ合わせます。
7, 器に盛りつけ、ブラックペッパーをかければできあがり。
チキンラーメンの衣de唐揚げ
砕いたチキンラーメンが鶏肉に合わないわけない! と思っていたのは筆者だけでしょうか(笑)。できあがりはまさにベストマッチ。むしろ、言われなければ衣がチキンラーメンだとは気がつかれないかと思います。もともとチキンラーメンは麺に味がついているので、普通の唐揚げよりも味が濃く、こちらもお酒のおつまみにGOODです。
チキンラーメン 40g
鶏もも肉 200g
おろししょうが 10g
おろしにんにく 2分の1片
しょうゆ 10g
料理酒 5g
卵 2分の1個
片栗粉 50g
油 450ml〜500ml(鍋の大きさによって調整してください)
1, ボールに一口大に切った鶏肉を入れます。
2, 1に、しょうゆ、料理酒、おろししょうが、おろしにんにくを入れ、かるく揉みます。
3, そこに砕いたチキンラーメンを入れ、なじませます。
4, 3に、とき卵を入れ、揉みながら混ぜ合わせます。
5, 4に、片栗粉を入れ、さらに混ぜ合わせます。
6, 鍋に油を入れ火にかけ、180度から200度になるまで待ちます。
7, 温まった鍋に、チキンラーメンの衣をつけた鶏肉を入れきつね色になるまで揚げてできあがり。
もともと麺自体に味がついているチキンラーメンだからこそできるメニューだったのかもしれません。どれもお酒のおつまみにぴったりだったのはそういうところでしょう。いつものチキンラーメンにちょっとの遊びをいれて。ぜひお楽しみください。
[All photos by 京田未歩]
[料理監修:柿元英俊 from オレゴン ワイン・ビストロ soyokaze]