中国が誇るリゾート地「三亜」のおすすめスポット
1.陵水分界洲島(リョウスイ ブンカイシュウトウ)
三亜市から車で1時間強ほど移動した場所に位置する「陵水分界洲島」は、美しい海と青空の絶景が見られるリゾート地です。
約3キロほどのクルーズを経て、港から見える海は海底が見えるほどに透明感があり、訪れたのときには興奮が隠し切れないことでしょう。透明感抜群の海では、ダイビングやシュノーケリングなど20種類のマリンスポーツを楽しむこともできるので、1日中飽きることなく過ごすことができます。
マリンスポーツだけでなく、白砂が眩しいビーチで寝ころんでのんびりできるほか、海の生き物と触れ合い、自然の神秘を体験できる海底散歩や海底潜水探査船などのアクティビティも充実しています。ダイビング体験の価格は380元(約8,000円)(参考価格)。
周辺にはレストランなどの飲食店も点在しており、美しい景色を眺めながらシーフードを満喫することもできます。
筆者が訪れたレストランでは、イシモチの姿煮をはじめ、どの料理もボリューム満点! ビーチではしゃいだあとの疲れた体に元気をチャージするのにピッタリです。
2.神玉島
三亜市から約7km弱の場所にある「神玉島」は、手つかずの自然が残る小さな島です。自然に囲まれた環境の中でトレッキングを楽しみながら、熱帯植物や珍しい鳥類を観察できる貴重な体験ができます。
島内の湖を周遊する屋形船もあり、観音島に上陸することができます。湖畔の文化施設では海南島の歴史を学び、写経などの経験を通して、知的好奇心を刺激する体験はこの場所ならではのものです。
3.三亜南山(ナンザン)文化苑
「三亜南山文化苑」は、仏教文化をテーマにした観光スポット。園内には海南省最大の仏教寺院「南山寺院」や高さ約108mにもなる「南山海上観音聖像」があり、伝統的な中国の仏教文化について学ぶことができます。
線香の香りが立ちこめ、潮風が吹き抜ける特別な場所ということもあり、自然と気持ちがスーッと落ち着きます。鑑真和上とゆかりがあることから、日本との繋がりを思い起こせる場所です。
4.三亜鹿回頭(ロクカイトウ)景勝地
鹿が振り返るという意味の絶景スポット「三亜鹿回頭景勝地」は、三亜市内を一望でき、特に夕焼けの時間帯はロマンチックな雰囲気が広がります。カップルや写真愛好家にも人気の観光地です。
北側はシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズを彷彿とさせる、5棟のホテルとレジデンスがそびえ立っている姿を見ることも可能です。このユニークな景色は眺望のアイコンとなっています。
山頂手前のレストランでは、絶景のテラス席で海鮮を中心にした中国料理を堪能できます。どの時間帯でも素敵な景色ですが、先述した通り、夕焼けの景色は特に絶景。きっと忘れられない思い出になるはずです。
5.三亜千古情景勝地
「三亜千古情景勝地」は、海南の歴史や文化をテーマにしたエンターテイメント施設です。 最大のプログラムは大型ショーの「三亜千古情」で、少数民族の伝説をダイナミックな演出で描き出します。
舞台を広く使ったダンスや、通路や天井も使った空中での演技が始まると誰もが我を忘れて見上げることでしょう。
施設内には黎族(リー族)と苗族(ミャオ族)の文化を体験できるエリアや、古代の街並みを再現したエリアもあり、散策しながら三亜の伝統文化を学ぶことができます。
6.檳榔谷(ビンロウコク)民俗村
三亜市から30kmほど内陸の熱帯雨林の中にある「檳榔谷」では、海南島少数民族の黎族(リー族)の暮らしや伝統文化を体験できます。
民族衣装を着て伝統工芸などを体験することができ、五感で楽しめる魅力が満載です。黎族の人々による歌や踊り、機織りの様子も見ることができます。竹を使ったバンブーダンスも行われており、現地の人々と交流するのもおすすめです。
7.亜龍湾(ヤーロンワン)ゴルフクラブ
三亜市街の東、亜龍湾にある2000年にオープンしたゴルフクラブ「亜龍湾ゴルフクラブ」。ここでは開放的に海を眺めながらゴルフをプレイすることができます。
上級者はもちろん、初心者向けのコースも用意されており、誰でも気軽に利用することができます。平日のプレイフィーは1,580元(約33,000円)となっています。
贅沢気分を味わえる三亜でおすすめのホテル
神玉アイランド ホテル&リゾート
前述の神玉島の湖畔にある高級リゾートホテルで、美しい湖と緑豊かな景色を眺めながら、ゆったりとした時間と静寂の中でリラックスした滞在ができます。費用は閑散期で1,300元~(約28,000円~)です。
ホテル内の「神玉堂中餐庁」では、竹筒に載せられた料理を食べられます。一列の筒には、前菜・主食やデザートまで盛られており、自然の風を感じながら贅沢な時間を満喫できますよ。
マングローブ ツリーリゾートホテル
海に面した豪華リゾートホテルで、広々とした客室やプール付きヴィラやスパ施設がそろっており、リゾート内の美しい環境の中で優雅な時間を過ごせます。
多くの客室のテラス部分には露天風呂気分を味わえる浴槽も設置。開けた海を眺めながらの入浴はとっても贅沢です。宿泊費用は閑散期で1,000元~(21,000円~)
三亜アトランティスホテル
世界にドバイとここだけの1,314室を誇るラグジュアリーホテル。ホテルの象徴ともいえるのが、世界最大級の水族館「ザ・ロスト・チェンバーズ・アクアリウム」です。
1万トン以上の水が入っている超大な水槽では、8万6,000匹以上の海洋生物を飼育。圧倒的なスケール感と幻想的な水中世界を楽しむことができます。
高層階のスイートでは南シナ海の絶景のほか、敷地内の30以上のプールを眺めることも。桁違いの非日常を味わえます。参考の宿泊費用は、通常室4,000元~(約84,000円~)です。
三亜へのアクセスがもっと便利に!
海南島南部の三亜とその周辺は、世界クラスのリゾート地として体験旅行と観光旅行の両方の魅力を兼ね備えたエリアです。
今回紹介した三亜を有する海南島の玄関口「海口美蘭国際空港」は、2025年4月1日から現在の運航している成田の便に加え、関西空港の週3便の直行便の開設が予定されており、より便利にアクセスができるようになります。
希望する目的に応じたプランで、特別な旅の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
[Photo by 北島幸司]
[取材協力]
・中国駐東京観光代表処:https://www.cnto-tokyo.jp/
・中国駐大阪観光代表処:https://www.cnta-osaka.jp/
・海南省旅行文化広電体育庁:http://jp.explorehainan.com/