ANAビジネスクラスのシートは極上のくつろぎ空間
ANAのシンガポール発成田行きの便では、多くの機材に「スタッガードシート」が採用されています。スタッガードシートの魅力とは?
スタッガードシート(Boeing 787-9)
Boeing 787-9型機に搭載されているスタッガードシートは、座席は互い違いに配置されており、すべての座席から直接通路にアクセス可能です。
その特徴は……
フルフラットベッド
シートはフルフラットにリクライニングでき、ゆったりとした眠りを促してくれます。
プライバシーパーティション
隣席との間には仕切りがあり、周囲を気にせず快適に過ごせます。自分だけの世界に没入!
18インチモニター
大画面で映画やドラマを楽しめる! 高解像度のモニター設置。
多彩な収納スペース
PCや小物を収納できるスペースがあり、手荷物の整理がしやすい。
極上の機内食!シンガポール発ならではの特別メニュー
ANAのシンガポール発成田行きのビジネスクラスでは、和食と洋食の選択肢があり、どちらも一流のシェフが監修したこだわりのメニューが楽しめます。(※便や時期によって異なります)
- 和食
- 前菜:芽キャベツ白和え、玉子焼き、スモークサーモン蓮根巻き、じゃがいも田楽
- 主菜:赤魚煮付け
- ご飯と味噌汁:御飯、味噌汁、香の物
- デザート:フルーツ
和食メニューは、四季折々の食材を使用し、まるで高級料亭のような味わいを提供。
- 洋食
- 前菜:鮪の黒胡椒タタキ ポン酢ドレッシング
- 主菜:牛フィレ肉のソテー マッシュルームソース
- パン:穀物人参ロール サワードウロール
- デザート:マンゴーサゴプリン
洋食メニューは、ANAが提携するシェフが監修した本格的な一皿。
筆者が搭乗した5月のフライトでは、このような写真のものが提供されました。(パンが苦手で除いています)しかし、個人的にはオールデイダイニング(どのタイミングでも食べられる食事)がアツい! と感じました。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/flight_service_info/int-service/c/meal/
これが機内食!?シンガポールチキンライス
オールデイダイニングでは、シンガポール発便ならではの特別メニューとして、地元の人気料理「シンガポールチキンライス」や「ラクサ」が提供されることもあります。
筆者が搭乗した際は、「シンガポールチキンライス」に出会えました。機内で調理したとは思えないふわふわのチキン、ジャスミンライスには出汁がたっぷり。
さらに添えられたソースは日本人好みの味になっていて、シンガポールを出発したものの、最後までシンガポールの味を楽しむことができました。おいしくて2杯食べてしまったのは内緒です。
ANAオリジナル ~香る福岡~ コク旨とんこつ風ラーメン
他の路線でも出会えますが、機内食でとんこつ風ラーメンを味わうことができます! 嬉しいのがプラントベースでできているのでベジタリアンの方でも楽しめるラーメンだということ。
そのためこってりしすぎず、機内食のメインディッシュを味わってからでももたれない味わいなのが嬉しい! トッピングとして、紅生姜・香味油が添えられています。
お茶を頼めばサイドに高級チョコも
お茶を頼むとメゾンカカオの生チョコレートもいただくことができます! メゾンカカオは、鎌倉発祥のアロマ生チョコレート専門店で、高品質なカカオを使用し、とろける口どけと豊かな香りが特徴で人気です。
バレンタインの催事では大行列ができるほど! お茶がどんどん進みます。
ラウンジの充実さ!搭乗前の快適空間
機内だけでなく、出発前も見どころ満載! ANAビジネスクラスの利用者は、シンガポール・チャンギ空港で、シンガポール航空の「シルバークリスラウンジ」が利用可能です。
シルバークリスラウンジの特徴としては……
洗練された空間
シンガポール航空のフラッグシップラウンジとして、高級感のある内装です。広々としていてビジネスクラスに搭乗するという気持ちを高める空間です。
豊富な食事メニュー
シンガポール名物の「チキンライス」や「ラクサ」などのホットミールが楽しめます!筆者は人気のラクサを選択。
ドリンクサービス
各種ワインやシャンパン、シンガポールスリングなどのカクテルも用意されています。シンガポールスリングや、シンガポールのお土産でもお馴染みTWGの紅茶をラインナップ豊富に楽しむことができるのも魅力。
シャワールーム完備
フライト前にリフレッシュできるシャワー設備も……! NH802便の場合、深夜4時に空港に行かねばならず、ホテルに宿泊せずに搭乗ということもあるので、利用できるのは嬉しいですよね!
このようにシンガポール航空の至れり尽くせりのラウンジサービスをANAの乗客も体験できるため、搭乗前の時間をより快適に過ごすことができます。
なぜ、NH 802便は取りやすい?
筆者は、ビジネスクラスを満喫したかったので、睡眠だけで終わるフライトではなく、日中のフライトを希望していました。NH802便は、朝6:15発で、成田到着は14:30と筆者のニーズにピッタリ!
しかし、駐在員や出張の方などビジネス利用の客には、実は使いづらいという声も。それは空港にフライト2時間前に到着しているためには朝4時に到着していないといけなく、到着してもビジネス客としては仕事に取り掛かるにも中途半端な時刻だったりそうです。実際にシンガポールに駐在している筆者の友人からもあまり好まれないフライトと聞きました。
それゆえに、筆者が1カ月前にマイルで便を取った時にも空席は多く、実際に搭乗した際も空いている席が多く見かけました。そのため、比較的マイルで取りやすいフライトかなと感じています。
マイルの場合、空港使用税などの諸経費はエコノミーでもビジネスでも同じなので、行きは人気の深夜便でエコノミー、帰りはビジネスクラスを満喫するためにビジネスという取り方をして、お得なビジネスクラス体験をすることができました。
ANAのビジネスクラスは、シートの快適さ、機内食のおいしさ、エンターテイメントの充実度、ラウンジの豪華さ、そして日本ならではのきめ細やかなサービスが魅力です。シンガポールから成田へのフライトをワンランク上の快適なものにしたい方は、ぜひANAのビジネスクラスを選んでみてください。