石川産なのに長野のソウルフード?「ビタミンちくわ」とは
「ビタミンちくわ」とは、そのユニークな名前と素朴なおいしさで、長野県民に長年親しまれているソウルフードです。ヘルシーな軽食やおかずとして家庭の食卓に登場する定番商品。お弁当の一品やおつまみとしても人気があります。

長野県の小学校 ビタミンちくわカレー給食
そんな「ビタミンちくわ」ですが、実は石川県に本社を構える「株式会社スギヨ」が製造しているという、ちょっとした“県境トリビア”付き。また、戦後の1952年から販売されているという、ロングセラー商品です!
国民の食生活でビタミン不足が問題になりはじめた当時、サメから取れる肝油に豊富なビタミンが含まれていることから、竹輪にサメの肝油を入れての製造を開始。当初は「国民のビタミン不足を補うものになれば」という思いから開発されたそう。
時代が進み、健康志向の高まりとともに、自然と長野県内のスーパーなどで定着。現在では「ビタちく」と親しみを込めて呼ばれるなど、まるで地元で生まれ育ったかのように県民に愛されています!
そんな「ビタちく」は、その名前が示す通り栄養価が非常に高いことで知られています。ビタミンA、ビタミンEが豊富に含まれており、さらに栄養機能食品としての表示も許可されています。スケソウダラのすり身で作られるちくわは風味がよく、柔らかくて味も染みやすいのが特徴。おいしさと栄養の豊富さを両立させた食べ物です!
実際どう違う?「ビタミンちくわ」と通常のちくわ
一般的なちくわを比べてみると、見た目も味も意外と違いがあることに驚きます!
ビタミンちくわは長さも太さも一回り大きく、表面の焼き目もやや濃いめ。ひと目見ただけで、肉厚で食べ応えがありそうな印象を受けます。

左が一般的なちくわ 右が「ビタミンちくわ」
実際に食べてみると、ふわっとやわらかく、ほんのり甘みのある味わい。口に入れた瞬間、なめらかにほぐれていく感じで、お子さんやお年寄りにも食べやすそうです。
ビタミンちくわは1本でもかなり満足感があり、小腹が空いたときの軽食にもぴったり。また、低カロリーで高たんぱくなため、ダイエット中の方にもぴったりの食材です。
アレンジレシピを2つご紹介!
そのままでもおいしいビタミンちくわ、「せっかくならアレンジして楽しみたい!」そう思って調べてみたところ、なんと製造元「スギヨ」の公式サイトにレシピがたっぷり掲載されていました! 今回はその中から、特に気になった2品をチョイスして実際に作ってみました。
ビタミンちくわのカルボナーラ
まず紹介したいのは「ビタミンちくわのカルボナーラ」です!
- 材料(2人分)
- ビタミンちくわ 2本
- オリーブオイル 大さじ1
- ニンニク(みじん切り) 1片
- ブナシメジ 100グラム
- スパゲッティ 200グラム
- 塩(ゆでる用) 大さじ1
- パセリみじん切り、黒粒コショウ 適量
- ミニトマト(4等分に切る) 2個
- 卵 2個
- 粉チーズ 大さじ4
★ カルボ液(まぜ合わせておく)
1. たっぷりのお湯でスパゲッティを茹でておきます。
2. ビタミンちくわは1本は輪切り、1本は長さを3等分して細切りにします。
3. フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにく、ブナシメジ、ちくわを炒めます。
4. 茹でたスパゲッティとミニトマトを加え、さっと全体をあえるように炒め合わせます。
5. 事前に混ぜ合わせた★カルボナーラ液を、火を止めた [4.] に加えて全体に絡めます。
6. 器に盛り、パセリと黒コショウをトッピングして完成!
ベーコンの代わりにビタちくを使うことで、ヘルシーさがぐんとアップ。さらに、ちくわのもちっとした食感が加わることで、食べごたえも抜群!
カルボナーラのクリーミーさとビタミンちくわの甘みが絶妙にマッチし、いつものカルボナーラとは一味違ったおいしさを楽しめます。
ビタミンちくわの餃子の皮ピザ編
次は、「ビタミンちくわの餃子の皮ピザ」のレシピをご紹介します!
- 材料(2人分)
- ビタミンちくわ 1本
- エノキタケ 適量
- コーン 60グラム
- ピーマンまたはパプリカ 適量
- 餃子の皮 8枚
- オリーブオイル 大さじ2
- ピザ用チーズ 適量
- みそ 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- 酒 小さじ1
★ みそソース(まぜ合わせておく)
1. ビタミンちくわは2~3ミリ幅の輪切りにする。エノキタケは1センチ長さに切る。
2. 餃子の皮に、★みそソースを小さじ1/2くらいを目安に塗る。
3. フライパンにオリーブオイル(大さじ1)を入れて温めたら、火を止め、餃子の皮をおき、エノキタケ、コーン、ちくわ、ピーマンかパプリカをのせる。
4. ピザ用チーズを適量かけたのち、フライパンの火をつけ、蓋をする。チーズが溶けるまで焼く。
5. 同じことを繰り返し、残りの餃子の皮を焼く。お皿に盛り付けたら完成!
サクサクの餃子の皮とビタミンちくわの絶妙な組み合わせで、簡単においしいピザ風おつまみが作れました! おやつや軽食として、またパーティーにもぴったりの一品です。
みそソースの代わりにケチャップやピザソースでも定番でおいしいです!
実際に「ビタミンちくわのカルボナーラ」と「餃子の皮ピザ」を作ってみましたが、どちらも予想以上においしくて驚きました。そのまま食べるだけでもおいしいビタミンちくわ、新たなの楽しみ方を発見できました!
「ビタミンちくわ」はどこで買える?
「ビタミンちくわ」は、長野県のスーパーマーケットを中心に展開されています。筆者は、今回スーパーマーケット「TSURUYA 茅野店」にて194円(税込)で購入しました!
住所:長野県茅野市本町東10-58
営業時間 :
【月曜日~土曜日】9:30~20:00
【日曜日】9:00~20:00
※特別営業時間に関しては、TOPページの「お知らせ」にてご案内
駐車場:301台(駐輪場は30台)
[Photos by Ray&PR TIMES]
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