
歴代皇女が住職を務めた「霊鑑寺」とは?

京都市左京区鹿ケ谷にある「霊鑑寺」は、1654(承応3)年に後水尾天皇の皇女・多利宮を開基として創建された尼門跡寺院です。歴代皇女が住職を務めたことから、「谷の御所」「鹿ケ谷比丘尼御所」とも呼ばれ、皇室ゆかりの歴史と格式を今に伝えています。
普段は非公開ですが、秋には期間限定で特別拝観を実施。庭園や書院、本堂などが公開されます。
紅葉と苔のコントラストが美しい庭園

春の椿で知られる霊鑑寺ですが、秋には紅葉の名所としても美しい姿を見せてくれます。庭園の奥には、京都最大級と紹介される「霊鑑寺楓」がそびえ立ち、秋ならではの景色が広がります。
回遊式庭園では、鮮やかに色づく紅葉と、しっとりとした苔の緑が織りなすコントラストも見どころ。歴史ある寺院の落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくりと紅葉を楽しめます。
狩野派の襖絵や皇室ゆかりの寺宝も公開
書院(応挙の間)
特別拝観では、後西天皇の院御所から移築された書院内部もガイド付きで公開されます。書院には、狩野派の作と伝わる「四季花鳥図」などの華麗な障壁画をはじめ、御所人形や貝あわせなど、皇室ゆかりの寺宝が残されています。
また、江戸幕府第11代将軍・徳川家斉が寄進した本堂も公開。本堂には如意輪観音像が安置されています。書院や本堂ではガイドによる説明もあり、霊鑑寺の歴史や文化に触れながら拝観できるのも魅力です(本堂の内部に上がることはできません)。
書院(仙人の間)
秋の特別拝観は12月6日まで
書院(上段の間)
秋の特別拝観は、2026年11月20日(金)から12月6日(日)まで。拝観料は大人800円、小学生400円で、所要時間は約40分です。御朱印は帳面への記帳にも対応していますが、住職不在日は受け付けていないためご注意ください。
通常非公開の庭園や書院を訪ね、紅葉とともに歴史や文化に触れられる貴重な機会。秋の京都散策に、霊鑑寺を訪れてみませんか。
拝観期間:2026年11月20日(金)~12月6日(日)
拝観時間:10:00~16:30(最終入場16:00)
拝観場所:庭園・書院・本堂
拝観料:大人800円、小学生400円、幼児無料
※15名以上の団体は大人720円。小学生の団体割引なし
所要時間:約40分
霊鑑寺門跡
所在地:京都府京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町12
アクセス:
京都市バス「真如堂前」「錦林車庫前」下車、徒歩約7分
京都市バス「上宮ノ前町」下車、徒歩約5分
地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩約25分
駐車場:なし
問い合わせ:京都コネクト株式会社(075-203-2940)
※三脚・一脚などの撮影器具は使用できません。
