人口当たりの美術館の数が日本一多い長野県(2008年文科省調べ)。大小さまざまな施設が充実しています。ただ豪雪地帯に建つところも多く、それらは秋から冬の間に閉まってしまいます。
行くなら今! の素敵な美術館を、5つ選んでご紹介します。
軽井沢現代美術館
(C) 軽井沢現代美術館
「海を渡った画家たち」が美術館のコンセプト。岡本太郎や村上隆など、日本を代表する現代アーティストたちの作品が楽しめます。
2016年は「WOMAN POWER 輝ける女性アーティスト」をテーマに、女性の作品に力点を置いた展示がされています。草間彌生やロッカクアヤコなどのパワフルな作品に、刺激をもらえること間違いなしです。
開館期間:4月下旬~11月
駒ケ根高原美術館
(C) 駒ケ根高原美術館
広々とした館内に、池田満寿夫や藤原新也など、現代美術家の作品がゆったりと展示されています。
館内はもちろんですが、その眺望の良さにも驚かされます。JR駒ヶ根駅からロープウェイで美術館へ向かう道中も楽しいもの。ぜひ晴れた日に訪れたい美術館です。
開館期間:5月~10月
美ヶ原高原美術館
(C) 美ヶ原高原美術館
雄大な山々を背景に現代彫刻を楽しめる、珍しい野外美術館です。広い空の下を歩くと気持ちが開放的になり、作品の素晴らしさがスッと心に入ってきます。
見渡す限りの眺望を味わうなら晴天の日がベストですが、霧が出ている日も幽玄で素敵です。夏でも肌寒いことがあるので防寒着をお忘れなく。
安曇野ちひろ美術館
(C) 安曇野ちひろ美術館
柔らかい光が満ちる館内に、幼い日に親しんだ絵たちがたくさん。いわさきちひろは勿論、エリック・カールや長新太など人気絵本作家の作品が多数展示されています。童心に返れる、優しい雰囲気の美術館です。
帰りは併設の絵本カフェで、信州の食材を使ったおいしいスイーツをどうぞ。
開館期間:3月1日~11月30日
小海町高原美術館
堂々たる八ヶ岳の麓に建つ、安藤忠雄設計の美術館です。趣あるJR小海線の無人駅、松原湖駅に降り立ってからタクシーで10分ほど。本当にここでいいの? と思う頃に美術館が見えてきます。2016年の見どころは、安野光雅の作品展(会期:6月18日~8月21日)。人気画家の描いた信州の情景を見ることができます。
2015年度の展示「画業70年 横井照子展 -スイスで描く日本の詩- 」 (C) facebook/小海町高原美術館
開館期間:4月~12月25日
以上、今の時期に行きたい長野県の美術館5つでした。涼しい高原で暑さを忘れ、アートの世界に浸りませんか。