アカデミー賞W受賞で話題、3月14日からいよいよ日本でも公開となったディズニー映画「アナと雪の女王」。この映画の美術スタッフはノルウェーにリサーチ旅行に行き、その大自然の絶景にインスピレーションを得たそうです。
「アナと雪の女王」の印象的な世界観が感じられる絶景を、集めてみました。
ロフォーテン諸島
絵はがきの世界に迷い込んでしまったように美しい景観で有名な島。険しい岩肌をみせる壮大な山々と、対照的に静寂を保つ湖。厳しい寒さが作り出すこのフィヨルドという地形は、映画をドラマチックに盛り上げる、なくてはならない風景でした。
ベルゲン
中世に栄えた港町。フィヨルド観光の玄関でもあります。雄大な山に抱かれたカラフルで可愛らしい家々が、アナたちの住むアレンデールの王国にそっくりです。
スターヴ教会
垂直に立てた太い柱が屋根を支える、この地ならではの木造教会です。アナたちのお城はこの雰囲気を生かし、山の上にそびえるのではなく、山の麓に町と共にあり、背景の大自然を生かすように描かれています。
トロルの舌
山の頂上に舌のように突き出た断崖絶壁。トロルとは、ノルウェーで古くから語り継がれる妖精です。映画内でも、「トロール」として登場し、大事な役目を担っています。アナとハンス王子が踊るシーンでも、この岩場にそっくりの場所が登場していましたね。
ツヴィンデの滝
ベルゲンの町から少し離れたところにある、若返りの滝ともいわれる美しい滝。アナたちも銀世界の中、こんな滝に出会います。
凍てつく氷の世界
ノルウェーは氷河の国でもあります。氷というよりは宝石のような深い深いブルー。雪の女王が造ったアイス・パレスの質感にも、その凍てつくような美しさが生かされていました。
雪景色
ノルウェーの森を彩る雪化粧、その幻想的な雰囲気にもスクリーンのいたるところで出会えます。アナたちも、夏を取り戻しに行くにもかかわらず、雪の女王が生み出したその銀世界の美しさに驚きをかくせないのです。
アメリカではすでに大ヒット、映画館で主題歌「Let It Go」を大合唱する観客までいたほど。日本で観たこの日、大合唱はさすがになかったのですが、子連れ客も多い中エンドロールが終わるまで席を立つ人はほとんどいませんでした。
それだけ余韻に包まれる世界観。映画の素晴らしさと共に、ノルウェーの雄大な自然を満喫できました。
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