春の到来を告げるイースター!フランス流の過ごし方

Posted by: sweetsholic

掲載日: Apr 16th, 2014

桜が春の訪れを告げるように、西洋ではイースターが近づくと春を感じるようになります。日本では「卵の形をしたチョコレートを食べる日」ぐらいの認識しかないイースターですが、キリスト教信者の多い欧米ではクリスマスの次に大切な行事です。というのも、クリスマスはイエス・キリストの誕生をお祝いする日であり、イースターはキリストの復活を記念する日だから。

春の到来を告げるイースター!フランス流の過ごし方

イースターと一口に言っても、国によってお祝いの仕方が異なります。
今回は食にまつわる行事が多いという、美食の国・フランスのイースター事情をお届けしたいと思います。

フランスとイースター

国民の6割以上がカトリック信者のフランスでは、イースターは重要な行事です。イースターの祝日は国によって異なり、フランスはイースター・サンデー(春分の日の後にくる最初の満月から数えて最初の日曜日)と翌日イースター・マンデーの2日間。とはいえ、週末を利用して1・2週間の休暇を取る人も少なくありません。イースター期間は家族や親戚、友人たちとと楽しい時間を過ごすのが一般的。

食べてしまうのが惜しい! 美しいイースターエッグ

クリスチャンの子どもたちが楽しみにしているイベントが、ゆで卵探し「エッグハント(卵狩り)」や生卵を割らないように遠くまで転がす「エッグロール(卵転がし)」。フランスの子どもたちは、ゆで卵の代わりに卵形の小さなチョコレートを探します。また、大人はショコラティエ(チョコレート専門店)で購入した大きなチョコレートエッグの交換を楽しみます。さすがチョコレート大国フランス、この時期になると各ショコラティエには美しいイースターエッグが店頭を賑わせます。

春の到来を告げるイースター!フランス流の過ごし方

イースターの特別料理

家族や友人たちとの食事をとても大切にするフランス人。イースターやクリスマスともなれば、普段以上に時間をかけて食事を作り、同じく長時間に渡って会食を楽しみます。

イースターの食事は、前菜にはキッシュやサラダといったメニューが、メインコースは肉料理が一般的だそうです。フランスではハーブで香り付けしたラム肉を食べることが多いようです。食事と合わせゆっくりとワインを楽しんだら、続いてチーズボードが続きます。チーズの後はお待ちかねのデザート! チョコレートとベリーのタルトやチョコレートソースを添えたアーモンドケーキなど、チョコレート系のデザートが多いよう。

なんだか日本のお正月のようで、楽しそうですね!

最後にフランス語でイースターの挨拶をしてみましょう。Joyeuses Pâques! (ジョワユース・パック/楽しいイースターを)みなさんもどうぞ、楽しいイースターを!

PROFILE

sweetsholic

sweetsholic ライター

海外を放浪しながら気ままな人生を謳歌しているフリーライター、パティシエ。世界で経験した文化や学んだお料理などをみなさまと共有できればと思っています。 世界の文化とスイーツ、地中海料理が大好き。寄稿媒体:Pouch、ANGIEなど

ブログ
https://ameblo.jp/ma-petite-chocolatine/

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