今年の初め、マカオに隣接する広東省珠海市・横琴島に「世界最大」の水族館が誕生しました。広東省、香港、マカオの合同事業として開発された「珠海長隆海洋王国」。さて、その全容はどんなものなのでしょう?
沖縄「美ら海水族館」の4倍の水量!
「珠海長隆海洋王国」は、敷地面積、プールの容積など「世界最大の水族館」であるとともに、「世界最大の天井ドーム型水槽」、「世界最大の水槽」、「世界最大の水槽窓」、「世界最大のアクリルパネル」が認定され、合計5つの世界記録を達成したという、「生き物」や「海」を軸としたファミリー向けのテーマパークです。
タンクの水量は合計4万8710トンにものぼり、これまでの世界最大だったドバイ水族館の約2倍、美ら海水族館の約4倍を記録していることから、その巨大さが分かります。水槽のなかには、1万5000匹の魚が展示されているそうです。
最大級スケールのアトラクションも
特徴は、水族館だけでなく遊園地も融合していること。アトラクションも、軌道の長さとなる1300メートル、高低差ビル20階分となるジェットコースターや軌道1000メートル、高さ23メートルから落下する水上コースターなどが揃っています。園内のモニュメントも、海の生き物づくし。
今後も次々と新プロジェクトが始動
現在すでにオープンしているテーマ型ホテルや海底レストラン、サーカス場に加え、今後はアジア最大規模の立体スクリーン映画館などの建設が計画されているそう。マカオの4倍以上の面積をもつ横琴島は国家級開発プロジェクト地に指定され、開発が積極的に進められているという注目のエリアなのです!
水族館って、魚たちが水のなかを泳いでいるのを眺めているだけで、なんだか心が浄化されていくような気持ちになりますよね。世界最大の水槽がどれほどの癒し効果をもつのか、気になるところです。